愛知東邦大学

AICHI TOHO UNIVERSITYTOHO Stories

下宿・寮生活

全ての経験を成長の糧に。

キャンパスライフ2022.06.27

経営学部 国際ビジネス学科2020年度入学

山本 羽珠

学生寮と学生運営のゲストハウスが併設するTOHO Learning House。
女性として初めて寮長を務める山本 羽珠さんに寮での生活とゲストハウスの運営について、お話をお聞きしました。
是非、ご一読ください。

初めての寮生活

ー入学当初から寮に入寮していたのですか?
地元静岡から愛知東邦大学に進学して、当初は、愛知県に単身赴任している父と住んでいましが、2年生に進級する前に父が東京へ転勤となり、その時に母から「こういうのがあるらしいよ。せっかくだし、入寮してみたら?」と勧められたのがきっかけでした。なので、寮で生活することも本当に偶然で、3年生になって寮長を務めるなんて想像もしていなかったです。

ーそうだったんですね。寮での生活はどうでしたか?
慣れないことが多かったですね。例えば、今まではリラックスした格好を気にせずしていましが、他の人がいるからきちんとした格好をしようとか、目覚ましの音は迷惑なんじゃないかとか、自分の行動を気にしてしまって、勝手な気遣いで、とにかく周りを優先した寮生活を送ってしまっていました。今はそういうことはないです。

ー初対面の学生が多いと、自然と最初はそうなってしまいますよね。部屋は共同部屋で学年もバラバラなのですか?
そうです。自分は3人の共同部屋でした。留学生もいるのですが、留学生は生活リズムや価値観、文化も違い、コミュニケーションをとるなかで大変なこともありました。でも、寮で生活をしなかったら、そういった体験はできなかったと思います。

ー2年生のうちから、価値観や文化を理解するといった貴重な体験もできたのですね。2年生の頃からゲストハウス運営に携わっていたのですか?
2年生の前期は新型コロナウイルスの影響で運営ができていませんでした。でもその年の10月くらいに、翌年1月に再開することが決まって、先輩方も含めて、新型コロナウイルスの影響でゲストハウス運営を十分に経験できていなかったこともあり、ゲストハウス再開に向けて、価格設定をしたり、スタッフ研修を行いました。十分に準備して予定通り1月に再開したのですが、2月には残念ながら営業停止になってしまいました。

ー辛い時期でしたね。ゲストハウスが再開してからの予約数はどうでしたか?
多くの予約が入りました。長い連泊される方、長期間滞在される方、リピートしてくださる方や、「この前は良かったです、また泊まりにきます。」といってくださる方もいらっしゃり、とても嬉しかったです。

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TOHO Learning House

ゲストハウス運営での経験

ー初めてゲストハウスの運営に携わった時の印象をお聞かせください。
ゲストハウスの運営には主に掃除と接客、パソコン業務があります。その中でも接客業務、特に宿泊される方とのコミュニケーションが難しいと感じました。失礼のないようにしつつも、学生が運営しているゲストハウスということもあり、宿泊された方から声をかけていただけてコミュニケーションを取ることが多いのですが、マニュアルのない、その時宿泊される方に相応しい接客業務に慣れるまで時間がかかりました。

ー答えのないことだからこそ、経験が必要になるのですね。
あまり会話をしたくない方もいらっしゃいますし、学生が運営していることに対して興味を持って宿泊される方はむしろ会話したいという感じです。そういったことを読み取るのが難しかったですね。今は業務にも慣れ、コミュニケーションをとって、自分のことを伝えたり、寮のことを伝えたり、宣伝も含め、また宿泊してもらえるよう印象を残しつつ、会話までできるようになってきました。ゲストハウスを運営するだけでなく、外国の方も宿泊されるので、コミュニケーションや文化の理解、価値観の理解など、ゲストハウスの運営に携われて良かったなと改めて実感しますね。

ーゲストハウスの運営は順調でしたか?
システム上のエラーが起こってしまったこともありましたが、先輩の助言をいただきつつ対応することができました。運営する上で、トラブルはつきものですが経験を通じて対応力を徐々に身につけていくことができたと感じます。

ー怖かったかもしれませんが、その経験は大きな財産になったんですね。
私の両親もそう言ってくれる人たちで、やってないことに対して、想像だけで「どうせこうだから」と決めつけることは良くないからと言われていました。失敗して落ち込んだ時は両親に話をして、改善できることがあったらアドバイスをもらったりしています。高校生の時は失敗が怖く、チャレンジせずに自分の出来る範囲でしか行動していませんでしたが、大学に入ってからは、両親の言葉は常に頭にあり、ちょっと大変なことでも何かの糧になるからと思い、色々やってみようという精神は持つようになりました。両親にはとても感謝しています。

ー素敵ですね!

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新寮長として。

ー寮長にはどのようなきっかけで?
2年生の12月頃から次期寮長に関する話がされていましたが、十分な活動ができていなかったので、実際に寮長というものがどのようなものなのか、誰もしっかりと想像できていない状態で難航していました。同学年の子たちより、寮生活の期間は短いですが、1・2年生の二年間をアクションもなく過ごしてしまったので、何か成長のきっかけというか、転機じゃないですけど、自分の価値につなげた方がいいかなと思うようになりました。そして、今まで女性の寮長がいなかったということ、先輩方から「羽珠らしい寮長の形を作っていけばいいよ、今までの寮長がやってきたとおりに全部やらなくていいから、羽珠がやりたい寮の形を作っていけばいいよ」と言ってくださったこともあり、そこでやってみようと決断し、今にいたります。

ー自分から寮長に名乗り出たんですね!
そうです。寮長になることを同学年のみんなに伝えたら、サポート頑張るよと言ってくれたので、活動もそうですが心のサポートもしてくれて、本当に心強いですし、助かっています。

ー新寮長として、これからどのような寮にしていきたいですか?
ゲストハウス運営に限らず、スポーツ大会や地域活動、学園祭など、様々な活動に寮として参加し、それらの活動を通して入寮している寮生が、それぞれ自己価値を高められるような寮にしたいです。誰か一人にとって利益になる活動ではなく、みんなに平等に活動の価値がいきわたるような活動をしていきたと考えています。

ーゲストハウスはどうですか?
設立当初の宿泊者数まで戻していきたいと思います。でもゲストハウスの存在をしっている人はまだまだ少なく、学生が運営していることに対して抵抗があるという方もいると思います。そういった面でもっとSNSなどを通して宣伝をしたいと思います。ゲストハウスの様子は、他とは違うTOHO Learning Houseの特徴があるので、それらをもっとアピールして、宿泊者数を増やしていきたいです。

ー是非頑張ってください!応援しています!

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