人間健康学部
教育内容・特色
「身体」「心」「福祉(社会)」の3分野を学際的に学び、いろんな視点から、人々の健康とそのくらしの安全に寄与できる人材を育成します。
POINT
「わたし」の可能性を⾒つけ、⼈間社会の未来をつくる
⼈⽣100年時代、これまで以上に⽣涯にわたっての健康、⽣活の質の向上が重要な意味をもってきます。
年齢や世代を超えて、互いを認め合い、⾼め合い、分かち合うことのできる能⼒が求められます。
⼈間健康学部では、「⾝体」「⼼」「福祉」という健康の3領域を総合的に学び、⼈びとの健康と⽣活の安全に貢献できる⼒を育成します。
- 学生が修得すべき知識
- 人間の健康増進に関する身体・心・社会の側面からの専門的・総合的知識
- 学生が修得すべき能力
- 対人コミュニケーション力、実践的・協働的問題解決力
学部概要
興味・関⼼を知る
⼤学への⼊学は、新たな学びのスタートです。⼈間健康学部で展開する様々な科⽬や演習を通して、健康と⽣活の安全における諸課題や興味のあるテーマを⾒出し、学びを深めていきます。
新しい世界に出会い、つながる
⼈間健康学部では、体験的、実践的な学びを開設しています。体感的な経験、他者とのコミュニケーションから、新しい世界の⾒⽅、多⾓的な視点を獲得し、多様なつながり・ネットワークを形成していきます。(演習科⽬、ゼミナール科⽬、実技・実習科⽬など)
社会を⽀える様々な道へ
個々の⽬標設定として、免許・資格の取得が可能です。保健体育教員(中学・⾼校)、スポーツトレーナー、警察官、消防⼠、公認⼼理師等、専⾨職としての様々な進路をめざすことができます。
授業紹介
⼈間の存在や個性を認め合い、⾼め合えるライフデザインを学ぶ
⽣涯にわたって⼼⾝の健康という価値を⾼めていくために、また、 ゼミナールにおける対話・経験をとおして、問題関⼼を⾼め、学びの選択・探求を発展させます。課題の多い現代社会の中で、⽣きる選択肢を広げるために、多分野の学びを配置し、総合知による健康・幸福の向上をめざし、視野の広い専⾨性を獲得します。

⾝体(健康スポーツ)
⾝体の健康を⾼め、スポーツのパフォーマンスを⾼めていくための、スポーツ科学、トレーニング科学、健康科学の最新の知⾒を取り⼊れた、講義、演習、実技、実習による授業を配置しています。
スポーツ科学
専⾨スポーツ実習/スポーツ⼼理学/コーチング論 など
トレーナー科学
運動⽣理学/トレーニング実習 など
健康科学
⽣涯スポーツ/地域クラブ経営/衛⽣学/栄養学 など

⼼理(⼼の健康)
⼼の仕組みや機能に関する基礎⼼理学と、社会での活⽤や⼼理⽀援の⽅法などの応⽤⼼理学について学びます。また、専⾨知識を社会で⽣かすためには、⼼理学だけではなく⾝体や社会とも密接に関わっており、関連する領域を学際的に学ぶことができます。
講義系
神経・⽣理/知覚・認知/発達/学習・⾔語/健康・医療/社会・集団・家族/司法・犯罪/教育⼼理/福祉⼼理/産業・組織
実習・演習系
⼼理学実験/⼼理演習/⼼理実習(学外の病院や施設)

福祉(社会の健康)
保健、医療、福祉、防災など⼈間社会の視点からの問題解決型の授業を構成し、希望のもてる、より豊かな社会を創造するための学びを提供します。
保健・医療
⾷と栄養/健康管理/環境保健/地域包括ケア など
福祉社会
地域福祉/社会保障ライフデザインなど
災害と地域防災
リスクマネジメント/災害と健康 など






カリキュラムの狙い
1年次から段階的に卒業研究に向けたきっかけとなる科目を配置しています。スキルも必要ですが、何かに興味をもつことを大切にして欲しいと考えます。みなさんが卒業研究や、専門科目を通じて、探究を楽しんでもらえればと思います。
人間健康学部教授 西尾 敦史

卒業研究
卒業研究テーマ一例
身体分野
- ● 負荷の異なるレジスタンストレーニングが筋量および筋力に与える影響
- ● バスケットボールにおける疲労回復とリカバリー時間の関係
- ● 日本人は美肌を手に入れられるのかー韓国との比較で考えるー
- ● 愛知東邦大学硬式野球部のゲーム分析ー投手陣におけるカウント別被打率ー
- ● トッププレーヤーの競技に対する考え方からジュニア年代終了後も競技力を向上させる質的研究
- ● サッカーにおける攻撃パフォーマンスの評価方法の試案ーシュートに着目してー
- ● 高強度インターバルトレーニングがサッカーの試合中の疾走へ及ぼす影響に関する事例研究ー試合中の疾走速度向上を目指したトレーニング開発ー
- ● 視覚及び言語のフィードバックが運動技能習得に及ぼす影響ー側方倒立回転の事例的研究ー
- ● 有酸素性パフォーマンスに対するウエイトトレーニングの有効性
- ● 就寝前の夜の遅い食事と肥満との関連
- ● EMSと食事コントロールを併用したウェイトコントロールの効果
- ● 硬式テニスのフォアハンドストローク、バックハンドストローク、サーブにおける上級者、中級者、初心者の球速比較
- ● フィギュアスケートの競技特性と練習事情による各部位の傷害への影響
- ● アルティメットにおける経験年数とスロー技術の関係の考察
- ● 食事摂取タイミングがBMIに及ぼす影響
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心理分野
- ● 感動体験を通しての変化
- ● 心理的安全性と労働環境についての文献調査
- ● 大学生における睡眠負債とうつ症状の調査
- ● ポジティブ思考がもたらす人生
- ● ランニング時に音楽が与える影響
- ● 対人コミュニケーション:対面・非対面コミュニケーションの課題
- ● 健康と睡眠の関係性
- ● 大学生のストレスコーピングに関する現代的課題:1995年の調査結果との比較を通して
- ● イルカ介在療法の問題と人間にもたらす効果と影響
- ● 大学生の心の健康度における運動習慣と自己肯定感の影響
- ● あがりの心理的生理的要因と対処法についての文献的考察
- ● 過眠症状についての文献調査
- ● プレッシャー下におけるゴルフパッティング
- ● 容姿によるコンプレックスを感じる人の心理~八重歯を持つ人における調査~
- ● 新型コロナウイルス感染症による心身への影響
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福祉(社会)分野
- ● インターネットやゲームに関する青少年の問題について
- ● 高齢者の健康促進にeスポーツが果たす効果
- ● 大学生における幸福度はQOLにつながっているか~SNSの利用は幸福度に影響を与えているのか~
- ● 校内研修の工夫・改善の検討~公立中学校初任者研修に焦点を当てて~
- ● 我が国の乳幼児保育の運動あそびに関する一考察ーマイネルの運動発達論の視点からー
- ● スマホ依存とライフスタイルの関連性について
- ● 不登校児童生徒の推移と要因の分析から考える援助行動
- ● 地震に対する危機管理
- ● 中学校部活動における全員入部制の課題
- ● スポーツ集団における組織づくりーメンバーの組織論に対する考え方に着目して
- ● 沖縄県における就学援助制度の現状と課題ー貧困問題に着目してー
- ● 教育政策の違いによる“学力”への影響ー秋田県と大阪府の全国学力・学習状況調査による比較からー
- ● 中学校保健体育における男女共修授業の課題
- ● 小学生を対象にした新体力テストおよび生活調査についてー愛知県N市の実態調査ー
- ● 大学におけるアクティブ・ラーニング型授業について:アメリカの大学での授業体験と日本の大学生の調査を通して
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教員紹介
愛知東邦大学 人間健康学部には、様々な分野の研究をしている教員がたくさんいます。
めざせる進路や資格
社会を支える様々な道へ
個人の目標として様々な免許・資格の取得が可能です。保健体育教員(中学・高校)、スポーツトレーナー、警察官、消防士、心理カウンセラー等の様々な進路をめざすことができます。
めざす進路
- ● 保健体育教諭(中学・高校)
- ● スポーツトレーナー
- ● 福祉施設
- ● 一般企業(総合職・営業職・事務職)
- ● 事務系公務員
- ● 公安系公務員(警察官・消防士)
- ● 心理系大学院進学 など
取得がめざせる免許・資格
- ● 保健体育教員免許(中学・高校)
- ● 公認心理師
- ● CSCS(認定ストレングスコンディショニングスペシャリスト)
- ● キャンプインストラクター
- ● 幼児体育指導者
- ● ピアヘルパー
- ● NSCA-CPT(NSCA 認定パーソナルトレーナー)
- ● 赤十字救急法救急員
- ● 防災士
- ● 社会福祉主事任用資格
- ● 健康管理士一般指導員 など
NSCA認定校
愛知東邦大学はNSCAジャパンより日本におけるストレングス&コンディショニングやパーソナルトレーニングの専門職を養成する教育機関として、認定されています。