AICHI TOHO UNIVERSITYTOHO Stories
学生生活
日本で暮らす留学生の日常生活
キャンパスライフ/2021.12.06
経営学部 国際ビジネス学科 2020年度編入
陳 吉敏
愛知東邦大学には数は多くありませんが留学生がいます。日本の文化に興味を持ち、来日した学生に日常生活や就職についてお話をうかがいました。
日本文化への興味
ー日本に興味を持ったきっかけを教えてください。
小さい時から日本のアニメを見ていました。ずっと日本の文化に興味があり、高校生の時、日本語の教科書を買って独学で日本語を勉強し始めました。
ー独学で勉強とはすごいですね。
日常会話を一つ一つ覚えて、だんだん話せるようになりました。大学は浙江経貿職業技術学院 日本語応用学科に入学し、日本語の勉強を続けて日本語能力試験N1をクリアしました。
ー自分にとって転機となった時期はありますか?
高校時代は自分の趣味に夢中で、人と関わることはあまりしていませんでした。
中国の大学に入学した時、先生から日本に興味を持っている人もいるから、何か行動してみたら?と勧められました。そこで友人に日本語を教えてあげたり、イベントをしたりできる組織「日本語協会」を作りました。そこから自分が活発に行動するように変わったと思います。
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日本での学生生活
留学されたのは昨年ですね?
はい、中国の大学と愛知東邦大学が協定を結び、編・転入試験を受けて2020年4月に愛知東邦大学の3年生となりました。ところがコロナ禍で日本に来ることができなくて、中国でリモート授業を受けていました。12月にやっと日本に来られました。
中国でリモート授業ですか!大変でしたね。日本に来てから大変だったことはありますか?
中国では寮生活でしたが、日本では一人暮らしです。授業が終わって家に帰ってきてから料理や洗濯をするのですが、とても時間がかかり大変でした。今はだいぶ要領よくできるようになりました。
ー中国と日本の違いで驚いたことはありますか?
中国で日本の文化は学んでいたので、びっくりすることはありませんでした。
ただ、中国で留学を考えていた時、欧米より日本の物価は安くて吉野家の牛丼も200円ぐらいで食べられるという情報がありましたが、それはウソでした。実際はそんなに安くありません。中国に比べて日本の物価は高いです。
ーアルバイトはしていますか?
イベント会場の設営・撤去などの仕事をしています。この間は空港で有名なアイドルの握手会の会場設営がありました。初めての経験が多くて面白いです。
ー日本で友達はできましたか?
できました。大学に初めて来た時、学生会の人が大学の施設を案内をしてくれました。日本に来ていろいろ経験したいと思っていたので、僕も学生会に入りました。月曜日の夜ミーティングをして、終わったらみんなでご飯を食べに行くこともあります。
僕は友達と遊ぶ時も自転車で行動しています。名古屋駅や栄、大須などあちこち行く時は自転車で動くと便利です。
ー名古屋駅は結構遠いですよ。体力がありますね。ところでお休みはどこかに行きましたか?
山とか海など野外が好きなので、長野県阿智村に行ってきました。近くに恵那山があるので、登山しました。自然が多く、僕は田舎が好きなのだと改めて認識しました。
就職活動
ーあっという間に4年生ですね。就職活動はしていますか?
コロナ禍で入国が遅れたこともあって、あっという間に4年生になりました。
4年生の前期に1週間インターンシップに行きました。その企業ではビジネスマナー、クレーム対応など教えてもらいました。とても緊張したのは、実際にかかってきた電話に対応したことです。対応に困ったら企業の人が代わって電話にでてくれましたが、ドキドキしました。
日本人の友人から内定をもらったと聞き、あわてて就職活動を始めました。
ーこれから先の進路は決まりましたか?
内定をいただいた企業もありますが、最近、岐阜県加茂郡白川町の企業探検というプログラムに興味がわいています。白川町は田舎で景色がよく、居心地がいいです。外国人で移住している人も多く、このプログラムに参加して自分にあった企業に就職しようと考えています。もう少し頑張ってみようと思います。
いろいろ行動してがんばっていますね。中国のご両親にはなかなか会えないですね。
今はコロナ禍で中国に帰るのも手続きが大変です。就職したら両親に会いに帰りたいですね。
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