2025.08.04
日進グラウンドの「なつまつり」に2千人
夕方でも40度近い暑さが残る8月3日、本学日進グラウンドで「なつまつり」が開かれ、大勢の人々でにぎわいました。本学と日進市との連携協働事業の一つで、今年で3回目の開催です。
会場は、サッカーグラウンドをメインに、ステージやウォーターゾーン、ふわふわ遊具、各種キッチンカー、協賛企業のブースなどが並んでいました。今年からは野球場の一部も会場にしました。お客さんたちは、近くの愛知牧場などに車を止め、シャトルバスで来場した人たちが大半です。
まつりは午後4時に開幕し、4人の来賓が登壇。最初に、榊直樹理事長が「昨年より参加者も多く、だんだん定着してきていると思います。さまざまな企業・団体が協賛してくれて、いろいろなブースがありますので、いっぱい楽しんでください」とあいさつ。続いて近藤裕貴・日進市長は「今週ちょうど道の駅『マチテラス日進』が開業します。この祭りが日進市のことをより知ってもらうきっかけになれば」とピーアールしていました。また、東邦高校出身の日野紗里亜・衆議院議員は「若い人たちが盛り上げているのは素晴らしい」と学生たちの頑張りにエールを送りました。最後に鵜飼裕之学長が「今、大学は学内だけでなく地域と連携する活動をしています。会場で元気に頑張っている学生を応援してください」と締めくくりました。
会場には、グランパスのチケットがもらえるスタンプラリー▽パワーショベルでボールすくい▽車いすで輪投げに挑戦▽オリジナルTシャツの作成▽ビネガーやドライフルーツの試飲・試食▽消防車体験▽韓国の遊び体験▽ヤギとのふれあい体験――などのブースがありました。まだまだ暑かったので、ウォーターゾーンの水の流れる滑り台が子どもたちに大人気でした。
運営スタッフの主体となっていたのは女子サッカー部と硬式野球部。フットサルゲームやシュートや投球のスピード測定、ストラックアウト、射的や輪投げなどの裏方を務めていました。女子サッカー部が続けているフードドライブ(不要な食品を集めて寄付する活動)コーナーもありました。
一方、ステージではキッズダンスやK-POPダンス、バランスボールの体験、そして華やかな東邦マーチングバンドの演奏、地元アイドルのライブなどさまざまな出演者が登場しました。中でも一番拍手が多かったのは、女子サッカー部員による東邦アイドル「sunflower」のダンス。その1人でサッカー部キャプテンの藤本日菜さん(人間健康学部4年)さんは「サッカーの練習と同じぐらい頑張ったので、とっても楽しかった」と笑顔を見せました。
孫3人を連れてきたという日進市在住の夫婦は「知り合いが盆踊りに出るので来ましたが、アイドルのダンスを見るのも楽しみ」と話していました。同じく日進市の母親は「初めて来ましたが、子どもが遊べるゲームが多くて楽しめました」と子どもの手を引いてブースを回っていました。
日が沈んだ午後7時。風も涼しくなった頃から盆踊りが始まりました。市内の豊味澄会の婦人たちと、共に練習を積んだという女子サッカー部と硬式野球部員たちが輪の中心で踊りました。やぐらの上の太鼓も女子サッカー部員が交代でたたいていました。だんだん輪に入る人たちも増え、最後はお菓子まきでフィナーレを迎えました。
「なつまつり」には昨年より多い2000人が参加したようです。