2025.08.01
充実した成果を報告~小学校教育実習
教育学部は7月31日に、教育実習Ⅱ(小学校)成果報告会を開催しました。3週間にわたり小学校の教育実習を行った初等教育コースの4年生が、教育実習の成果報告をしました。どの学生も良い表情で、大変充実した教育実習の様子が伝わってきました。報告会は、学生によって司会進行や運営が行われ、手作り感のある会となりました。
実習生からは、「実習を通して学んだこととは、実践と改善を繰り返すことです。指導案を書いて実践・反省し、一人ひとりに合った方法を見つけていくことの大切さを学びました」「人生でこの実習が一番頑張った3週間でした。指導教官の先生からは、子どもと過ごす時間は保護者より多いということを言われ、責任のある仕事だと思いました」「3週間、子どもと過ごす時間はとても楽しかったです。子どもの役に立つ先生に必ずなりたいと思いました」など、どの報告も熱のこもったものでした。
また参加した3年生に対しては、「実習が始まる前は不安だと思うけど、楽しめば、3週間はあっという間だと思います」「大学での模擬授業を大事にしてください。特に、発問・板書・子ども役・先生方から教えていただくことを大切にしていってください」「印象に残る自己紹介をすると良い」などといったメッセージを伝えていました。
最後に設けたグループチャット(3年生質問コーナー)では、4グループに分かれて、来年度の小学校の教育実習に行く3年生と、4年生との交流が行われました。どのグループにおいても積極的な交流が行われ、3年生からの質問に対して4年生が経験を通じて分かったことを丁寧に答えていました。
参加した教員からは、「一皮も二皮もむけて大人になったと思います。豊かな経験をし、基礎学力をつけ、いくつになっても学んでいってください」「話を聞いてもらうことの難しさ、人に話を聞かせることの難しさを理解し、立派な態度で発表をしていたと思います」「子どもたちが先生にしてくれる。先生にしてあげようと思ってくれる。ネガティブなことを言われることも多い仕事だけど、人格と力を備えて子どもたちを育んでいってほしい」などとの講評をいただきました。
大変お忙しい中、実習生を受け入れて指導してくださった小学校現場の先生方に感謝します。また学生たちは、この教育実習で得た貴重な経験を、将来に繋げていってほしいと思います。(教育学部教授 山本かほる、准教授 白井克尚)
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