2025.08.01
人間健康学部心理コースで前期の研究発表
人間健康学部心理コースでは、3ゼミ(吉村道孝、松田凌、松尾香弥子)合同で「学術論文紹介発表会」と「卒業研究中間構想発表会」を、7月下旬の3日間にわたり開催しました。合わせて52人が前期に取り組んできた研究成果を壇上で発表しました。
3年生の「学術論文紹介発表会」は、前期に読んだ専門分野の論文の内容を5分以内にまとめて発表。それについて教員や学生から鋭い質問を受けます。初めての大舞台になります。4年生の「卒業研究中間構想発表会」も卒業研究の構想を5分間にまとめ、2分間の質問を受ける仕組みです。後期には中間発表を基に実際に研究を行い、卒論やゼミ論に仕上げます。3年生は4年生の発表を聴き、来年の研究イメージをふくらませます。
「卒業研究中間構想発表会」は27人が参加。松田ゼミの鈴木茜音さんが「顔写真加工が知覚に与える影響」というテーマで発表し、SNSでアップロードする写真の加工について、SNSに慣れている人と慣れてない人とでは感じ方が違うのではないかと疑問を持ち、精緻な実験デザインを構築したことが評価され、最優秀発表賞を受賞しました。優秀発表賞には、共に吉村ゼミの北川ケネットさんの「2D:4D比が低い人の性格特性と睡眠の関係」と、枅川周斗さんの「自殺した著名人の『X(旧Twitter)』投稿にみられる心理的兆候や傾向」が選ばれました。いずれも斬新な仮説設定と先行研究を踏まえた現実的な研究計画というのが選ばれた理由です。
人間健康学部では、今後も学生たちの挑戦とその成果を全力で支援してまいりますので、どうぞご期待ください。(人間健康学部教授 松尾香弥子)