2025.08.04
教育学部生が「TOHOアートキャラバン」
教育学部の2、3年生44人が、7月19日にLCホールで造形ワークショップ「TOHOアートキャラバン」を開催しました。当日は幼児や児童45人の他に高校生15人も参加しました。学生が企画した8種類の遊びを体験したり、子どもに指導したりして、高校生もワークショップに参加しました。
教育学部2年生は前期の保育内容(造形表現)の授業で、教材、題材、指導法の研究を、模擬授業を通して行ってきました。「TOHOアートキャラバン」ではその成果を生かしたワークショップを行いました。造形を専門とするゼミに所属している3年生は、幼児から小学校低学年の発達段階の違う子どもたちに、日ごろの研究の成果を実践する場として取り組みました。
子どもたちは、さまざまな材料を工夫しておしゃれな服や髪飾りを制作したり、蓄光素材を混ぜて光スライムを制作したり、夏祭りの屋台をイメージするような金魚や水風船を作って楽しみました。また、勢いよく飛ぶペーパーロケットや紙の染色などで作るカラフルなお花づくり、割り箸のスティックを組み合わせて遊んだりしました。
ワークショップを企画した学生からは、「子どもたちが想像以上に楽しんでくれて嬉しかった」との声や、「楽しんでもらえるか不安だったが、すごい集中力で、時間になっても夢中になって遊んでくれた」「思っていたよりも子どもたちは、いろいろなことを自分で工夫できるのだなと思った」など、模擬授業では感じることのできなかった刺激をたくさんもらうことができたようです。
参加した高校生も「日ごろ、子どもたちと関わる機会が少ないため、今日は楽しいものづくりができて嬉しかった」「またこのような機会があれば参加したい」といった声を多く聞くことができました。
子どもたちは、自分で作ったものを嬉しそうに友だちや保護者の方に見せていました。保護者からは、「日ごろできない体験ができて楽しそうでした」「学生さんがいろいろな遊びを考えてくれてすごいと思いました」など嬉しい感想をいただきました。
子どもたちや保護者から「ありがとう」「楽しかった」「また来るね」との声をたくさんもらった学生たちですが、保育者や教員を目指すための大きな力になったのではないでしょうか。高校生も保育・教育への進路を考えるきっかけに少しでもなってくれたら嬉しいと思います。
教育学部では、地域の子どもたちと触れ合いながら学ぶ「フィールド・ラーニング」を積極的に実践しています。(教育学部・新實広記)
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