2025.02.25
宮本ゼミとJR東海バスとの産学連携バスツアー全3回が完了
経営学部の宮本佳範教授のゼミ生有志が、JR東海バスと共同で企画したバスツアー「大人が行く修学旅行~知多3大ものづくり0距離見学!」が2月24日催行され、全3回(他は2月1日と11日)の産学連携バスツアー企画が完了しました。
知多の3大ものづくり(知多木綿、常滑焼、知多酒)をクラウドファンディング(募金)で応援し、その「返礼品」としてバスツアーに参加して、ものづくりを見学したり体験してもらおうという狙いでした。3回の総計で支援者(参加者)は73人、支援金は105万8500円になりました。名古屋周辺だけでなく関東や関西からも参加者がありました。支援金から経費などを差し引いた金額が「応援金」として各企業に配られる予定です。
このツアーは「0距離見学」をうたっているため、間近に作業を見たり、企業の担当者に直接質問できるのも魅力の一つ。中には社長さん自らが説明を買って出る企業もありました。ある企業は「地域のものづくりに興味をもって見に来てもらえるのは、事業者として嬉しいことであり、働きがいにもなります。これからもより良いものを作り提供していくので、知多のものづくりへの応援をよろしくお願いします」と話していました。
また第2回となる産学連携企画を終えたJR東海バス販売促進課の大野晋課長は「昨年度の成功・失敗を踏まえて企画を進め、また、クラウドファンディングという手法にも『挑戦』し成功したことは、学生の皆さんの成長と自信に繋がったと思います。ツアー催行を経るごとに改善し、更にブラッシュアップされていくことに嬉しさと、たくましさも感じた次第です。来年度も共に頑張っていきましょう!」と学生たちに温かいエールを送ってくれました。
見学先の企業の選定や交渉をはじめ、「旅のしおり」作成やツアーのガイド役まで担当した学生たちも、ツアーを終えるころまでには見違えるほどの成長を見せました。宮本教授は「1年間の活動はなかなか大変な時期もありました。しかし、本番直前になって、学生たちが自主的に集まって練習し、ツアー本番では午前が終われは午後、初日が終われば次回に向けて改善点を出し合っている姿や、お客様への気の配り方、バスガイドとしてのトークがみるみる上達していく姿を見て、やってよかったとつくづく感じました。学生たちも『終わり良ければすべて良し』で、きっと満足してくれたものと思います」と笑顔を見せていました。さらにJR東海バスの多大な協力に対して感謝の言葉を述べていました。今後について「より多くの学生がこういったプロジェクトに参加したい、と手を挙げてくれるようになってほしいです」と学生の積極性に期待していました。