2024.11.28
150人参加でS棟屋上からの避難など防災訓練
愛知東邦大学は11月27日、教職員を中心にした2024年度防災(消防)訓練を実施しました。秋の火災予防運動行事の一環で、名東消防署、平和が丘学区防災関係者らの協力による訓練が行われました。
訓練には約150人が参加し、午後3時前からS棟1階でスタート。食堂内厨房から出火し、煙が建物内に広がり、要救助者が出たという想定で進められました。職員による火災発生通報、消火器による初期消火、キャンパスから正門を通って創作棟横駐車場への避難が行われました。
続いて、S棟屋上に避難した4人(学生2人、教職員2人)のはしご車による救出訓練が行われました。学生消防団員6人(1人は他大学生)も加わった平和が丘学区消防団による放水訓練も実施されました。
訓練終了後、自衛消防隊長である鵜飼裕之学長は「滞りなく訓練が終了できました。学生消防団も男女3人ずつ参加していただきました。いろんな方々がこういう機会に参加して意識を高めていただければと思います」と講評しました。
名東消防暑の大榎英嗣署長も「大きな声で火事の発生を周囲に知らせ、初期消火、通報にあたることはとても大切です。名古屋市内では今年1月から昨日までに454件、名東区内では13件の火災が発生しています。年末に向け、火の元の点検で安心、安全な名東区であるよう願っています」とあいさつしました。
学生消防団として訓練に参加したのは経営学部1年生の江端光稀、後藤希望さん、人間健康学部1年生の石川美優さん、同2年生の渥美広太郎、白井夢登さん。S棟屋上からのはしご車での避難訓練には学生会の渡邊俊輔さん(経営学部3年)と吹奏楽団の藤井智恵子さん(同2年)が参加しました。
渡邊さんは「下から見るとあまり高くなさそうでしたが、実際上に立って、はしご車に乗るとすごい高さだと思いました。貴重な体験をさせてもらいましたが、消防暑の方からはマンション10階まで届くと言われ、もっと揺れたりするのだろなと思いました」と感想を語りました。藤井さんも「思った以上の高さと、風で揺れたりして、実際に遭遇することになったら怖いだろうと思いました」と話していました。