愛知東邦大学

2024.07.30

教育学部生オリジナル「絵本の帯」を好評展示中

 LCホールで教育学部の学生たちが制作した「絵本の帯」の展示が行われています。
 教育学部基礎演習Ⅰの後半は、絵本について学んできました。「ねえ、これ読んで!」。子どもたちは絵本の読み聞かせが大好き。その魅力の秘密を学ぶため、7月5日には、天白区の絵本専門店「ピコット」の熊崎かつ子氏をお招きし、講演を聞きました。次から次へと紹介される楽しい絵本に、みんな釘付けです。「あ、この絵本、子どもの頃読んでもらった!なつかしいなあ!」という声も聞かれ、絵本の世界に入り込んで学ぶ姿が見られました。
 そして「本の帯」の働きや組み立てについて簡単に学んだ後、いよいよ「絵本の帯」作り。学術情報センターにたくさんある絵本の中から、「これを紹介したい!」と思う絵本をじっくりと選び抜き、図工室でわいわいがやがやと楽しく制作です。
 本の3分の1ほどのせまい幅の帯の中で、いかに絵本の魅力を表現しきるかが勝負。手に取った人に「これ面白そう、読んでみようかな」と思ってもらえるように、みんな知恵を絞ります。毛糸や折り紙で立体的に表現したり、凝った切り絵で驚かせたり、魅力的なキャッチコピーや興味を惹くクイズを載せたり・・・・。でも大切なのは、きれいに造るテクニックや小手先の工夫ではなく、それぞれの絵本の魅力の深い理解と、それを伝えたい!という情熱なのです。
 完成した「絵本の帯」は、7月26日にLCホールにずらりと並べ、「この絵本読んでみたい」と思う本の帯はどれか、投票し合いました。「えー、どれもいいから、選べない!」といううれしい悩みがあちこちから聞かれ、大いに盛り上がりました。学術情報課の山田智代課長も投票の様子を温かく見守ってくださり、最後にご高評を頂きました。
 山田課長からは、「一つ一つの帯にさまざまな工夫がされており、画用紙だけでなく折り紙やフェルトでできていたり、絵本の内容をクイズにしたりするなど、子どもたちが手に取りたくなるような楽しい帯ができましたね」とお話いただきました。
 また、今後、実習などでも子どもたちに絵本を読む機会が増えるので、絵本ギャラリーの絵本をたくさん借りてくださいとエールをいただきました。
 完成した絵本の帯は7月26日からL棟絵本ギャラリーに8月31日まで展示されています。すでに、手作りの帯をつけた絵本は、地域の子どもたちに人気があり、多くが貸出中とのことですが、力作揃いなので、高校のみなさんにも、学区のお子さんがたにも、そしてもちろん、学生・教職員の皆様にも、ぜひ見て頂きたいです。お待ちしています!(教育学部教授 山本かほる)

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