2024.07.22
「東京のふるさとをつくる」をテーマに地域ブランディングの講義
経営学部で7月19日、ブランド構築論(上條憲二教授・原京二教授)にゲストスピーカーとして「江戸・東京下町案内人」であり「すみだ向島EXPO アンバサダー」の和田哲郎さんを招いて授業が行われました。
講義では江戸時代から今日までの東京の歴史を振り返りながら、東京のそれぞれの街に息づいているその地ならではの物語を掘り起こすことの大切さや土地土地の「シビックプライド」の意義を語りました。
また、現在とくに力を入れて活動をしている「墨田区・京島」を中心とした地域の「まちブランディング」の一環としての「すみだ向島EXPO」の試みについても熱く語っていただきました。「すみだ向島EXPO」は2020年から始まり今年で5年目、この「まち」をひとつの舞台とした社会実験的なアートプロジェクトです。<会期:2024年10月5日(土)から2024年11月3日(日)>
講義の最後に「自分の育った街、住んでいる街で自分ができることは何ですか」という課題が出されました。
「今回はたまたま東京の下町がテーマでしたが、みなさんそれぞれに自分の街があるはずです。その街のことを思いながら、どんな価値があるか、どんな物語があるか、考えてみてください」と問いかけました。
講義を聞いた学生は「ふだん気づかない自分の住んでいるところを考えるきっかけになった」と語っていました。(経営学部・上條憲二)