2024.07.22
教育学部が2年生による造形ワークショップ「T O H Oアートキャラバン」開催
教育学部2年生40人が7月20日、8種類のものづくりを準備して、50人の子どもたちと造形ワークショップ「T O H Oアートキャラバン」を開催しました。当日の午前中には高校生対象の愛知東邦大学のオープンキャンパスもあり、訪れた高校生も一緒にワークショップを楽しみました。
教育学部2年生は、前期に保育内容(造形表現)の授業で、教材、題材、指導法の研究を、模擬授業を通して行ってきました。20日は午後1時から、「T O H Oアートキャラバン」として、LCホールでその授業での研究の成果を生かして、実際に子どもたちに造形ワークショップを行いました。
子ども達は、シャボン玉で絵を描いたり、大きなガラス窓にカラーセロハンを貼って街の景色にカラフルな絵を描いたり、普段は使うことのない画材の木炭を使用して手や顔を真っ黒にして絵を描いていました。他にもカラフルなお魚をつくるコラージュ遊びや、デコレーションした紙コップを子どもたちと積み上げてつくる巨大なケーキづくり、L棟4階からの展望を眺めるカラフルメガネ、型抜きスタンプから発想を広げて絵を描くステンシル遊び、文字の読めない子どもたちに文字に興味をもってもらうための新聞しりとり遊びなどで楽しみました。
ワークショップを企画した学生からは、「子どもの予期せぬ行動や、発想に驚いた」との声や、「楽しんでもらえるか不安だったが、夢中になって遊んでくれて嬉しかった」など、模擬授業では感じることのできない刺激を、子どもたちからたくさんもらうことができたようです。
参加してくれた高校生も、「子ども達のかわいい声を聞きながら、楽しいものづくりができて嬉しかった」「子どもが大好きです」と言った声を聞くことができました。
子ど も達は、つくったものを嬉しそうに保護者の方に見せていましたが、保護者の方からは、「学生さんが子ども達に優しく接してくださり、普段はできないようなものづくりを考えてくれて嬉しい」との声を多数いただきました。
学生たちは子ども達や保護者から、「また次回も参加したい」「ありがとう。楽しかった」との声をいただきました。保育者、教員を目指す学生たちにはうれしい力になったのではないでしょうか。
教育学部では、子どもに関する分野で活躍する人との交流や、地域の子ども達と触れ合いながら学ぶ「フィールド・ラーニング」を積極的に実践しています。
次回は8月3日(土)10:30~12:30に、LCホールで、TOHOアートキャラバン「ゆめのまちづくり」を行います。集まった子ども達と学生で大きな段ボールに大きな絵を描いて、ゆめのまちをつくります。次回も子ども達、高校生の参加を楽しみにお待ちしています。(教育学部・新實広記)