愛知東邦大学

2024.03.19

硬式野球部、男子サッカー部員に薬物乱用防止研修会

 硬式野球部、男子サッカー部の全部員を対象にした薬物乱用防止研修会が3月18日午後5時からB103教室で開催されました。大学運動部員が絡む大麻等の薬物使用事件が全国的に相次いでいることを受け、男子サッカー部総監督の石渡靖之人間健康学部教授が担当になり、愛知県警本部から講師を招き開催されました。
 講師を務めたのは刑事部組織犯罪対策局薬物銃器対策課の松原正人調査官(警視)。松原調査官はSNS利用者の広がりで、大学生の薬物乱用事犯が多発していることを指摘したうえで、「学生が逮捕された事件はたくさん起きているが、あまり騒がれないのは一般学生だから。これが、愛知東邦大学の野球部、サッカー部員なら一気に大ニュースになる。しかも、大麻乱用はスポーツ選手にとっては瞬時の反応が遅れる致命的な運動失調を招く」など薬物乱用の怖さを説きました。
 研修に参加した男子サッカー部の栗林諒さん(人間健康学部2年)が感想記を寄せてくれました。
 薬物乱用が人生や人体にどう影響を及ぼすかなどを詳しく学びました。近年大学の部活の学生や一般学生が薬物乱用している割り合いが増えています。若い年代では薬物が危険だと認知している人が少なく、SNSなどのやり取りで簡単に入手できてしまうのが現状です。そうしたSNSが表示されたら、無視をして、薬物がどう自分たちの人生に影響を受けるか理解する必要があることを学びました。
 夫が薬物に依存してしまい、薬物の効き目が切れた頃にイライラして妻や子どもに暴力を振るったケースの通報が多くあるそうです。自分の都合で快楽を求め、薬物乱用し、金銭面でも家庭面でも家族に被害を与えることに対し非常に苛立ちを感じました。
 もし友人や先輩などから誘われた場合、きっぱり断る。話題を変える。その場から離れる。他の人に相談するといった対処法を学ぶことができました。最後に榊直樹理事長からお話があり、薬物乱用してしまうと人生にどのような影響があるかを話していただきました。講演に参加させていただき貴重なお話を聞けて良かったと思いました。絶対に薬物に手を出さないと決めました。

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