2024.03.05
教育学部学生が石川県七尾市の震災被災地支援に参加
教育学部子ども発達学科3年生の呉山友飛さんが、3月1~2日、愛知県ボランティアセンター主催の「能登半島地震被災者応援ボランティアバス」に参加しました。
1月の専門演習(伊藤龍仁ゼミ)の際に、1月1日に発生した、能登半島地震を取り上げました。その際に、2018年7月に起きた西日本豪雨災害の被災地支援にゼミの先輩たちが取り組んだこと、東日本大震災における教員(伊藤龍仁教授)の被災地支援の取り組みを聞いたことがきっかけとなったようです。
高校時代から積極的にボランティア活動に取り組んでた呉山さんは、この話を聞いて自分から被災地支援のボランティア活動に志願し、2月21日の夕方にはささやかな壮行会をゼミで行って送り出しました。
当日は雪も降る中で、がれきを片付けるなどの過酷な作業で、「軍手をして長靴を履いていても指先が痛くなるほど」辛く、夜はバスの車内で仮眠をとりました。現地の人たちとの交流も経験しました。しかし、「地震によって地割れなどが起き、今まで当たり前にあった家や街の風景が無残にも変わっていることがとても悲しく、少しでも早く元の風景に戻るように私たち外部の人たちの助けが必要になる」と感じたそうです。
そんな呉山さんからメッセージが届いたのでお伝えします。
「僕は現地に行ったことにより、想像していた以上に町がダメージを受けていたことがわかりました。ボランティア活動を通して、被災地の環境や被災者の皆さんの生活を知って、改めて考えさせられました。少しでも関心があるならボランティア活動に参加すると良いと思います。私たちにとっても貴重な経験になるはずです」(伊藤龍仁)