愛知東邦大学

2024.02.13

メルパルクで3年生向け「業界研究会」を開催

 2025年3月卒業の3年生を対象に、学生たちが各企業人事担当者たちから直接説明を聞ける「愛知東邦大学業界研究会」が、2月9日午後1時から、名古屋市東区葵のホテルメルパルク名古屋で開催されました。49社のブースが設けられ90人近くの学生が参加しました。
 学外に会場を設けての「業界研究会」は8年ぶり開催された昨年に続いての開催。開会に先立ち愛知東邦大学就職委員長の手嶋慎介・経営学部教授が「私ども教職員とは違う立場からご指導していただく大変貴重な機会と思っており、どうぞよろしくお願いします」とあいさつしました。広いフロアを埋めた各社ブースでの対面説明は20分サイクルで学生を入れ替えながら、午後4時半まで開催されました。
 初参加のアオイ化学工業株式会社(本社・広島市)の担当者は1回目説明で、「うちは空港、高速道路、橋、港などインフラ整備に必要な製品を製造している会社。お客様が企業なので一般消費者の認知度は低いですが業界認知度は高い会社です」と男子学生2人に説明。「昨年実績で90%がエリア採用、10%が東京などグローバル採用。お二人はどうですか」と質問。「2次選考は広島に来てもらうことになりますが、交通費は全額支給です。名古屋もおいしいものが多いですが、広島にもおいしものがあるので、プチ旅行のつもりでぜひ2次まで進んでください」とPRしていました。
 説明を聞いた経営学部の男子学生は「メーカーの営業職希望。一人暮らしでも構わないので、広島にも行ってみたいと思った。今日は5社以上回る予定」と話していました。
 やはり初参加の近畿日本鉄道の2回目の説明会ブースには運転士希望の経営学部男子学生ら3人が着席。「本社のアピールポイントの一つは年休取得率が全国平均58.3%に対し、88%と高水準を維持している点。対面とWebでの説明会では運転士をしている先輩社員との座談会もあります」と説明していました。
 警備系会社の3回目の説明を聞いた人間健康学部男子学生は「用意した名刺がなくなるまで10社位は回って話を聞きたい。どんな分野がいいのか、自分ではまだフワフワしています」と話していました。
 学生たちの動きを見守った学生・キャリア支援課の松井慶太課長代理は「オンラインや学内ではワンフロアの開催が難しく、着席が知名度に左右されやすい。こうした開かれた場に出ると、学生たちは座ってみようという気になる。業界研究会は、学生たちに会社との出会いを提供する目的で企画しています。誰でも知らないことを判断することはできない。やりたいことを見つけるためにも、出会いの場が大切。学生たちにはたくさん動いてもらい、この機会を生かしてほしいですね」と話していました。
 総合物流企業の山九株式会社(本社・東京)中部エリア統括部人事・労政グループの向井亮さんは「最近の学生の就活はスマホやインターネットが中心。大学がこうしたリアルでの対面の場を設けてくれるのは企業にとっても大変ありがたい」と話していました。

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