愛知東邦大学

2023.12.18

教育学部水野ゼミ生が八事山興正寺で子ども向けコンサート

 教育学部水野ゼミ生9人が12月17日、八事山興正寺のライブラリーサロン華宮で子ども向けコンサートを開きました。大事な太鼓を壊してしまい泣いている猿の「おんちゃん」をみんなで楽器を作って慰め、最後には会場の人も巻き込んで「みんなの音楽会」を開くという創作童話に楽器の演奏をふんだんにちりばめています。
 サックスやホルン、三味線などの楽器を担当した学生はそれぞれにソロの演奏と合奏を行い、「アイドル」の曲に合わせてPCでDJプレイをした学生はわかりやすい解説で音を入れる楽しさを伝え、子どもたちはしっとりとした音楽には神妙な面持ちで聴き入り、ノリのいい音楽にはプレゼントされた手作りのカスタネットで音を合わせて楽しみました。手作り楽器を演奏した学生は製作段階で何度も作り直して音程を合わせ、今日は子どもたちから「どうやって作るの?」と質問攻めに遭いました。
 終了後は、手作り楽器のところに子どもたちが集まり、にわか「手作り楽器教室」と化しました。子どもたちが音の面白さや音を創る楽しさを感じて笑顔になっていく様に、鳴らし方を教える学生にも知らぬ間に力が入ります。保育者や教育者の資質はこんな些細な様子からも垣間みることができます。
 ゼミ生一人ひとりが、大活躍したコンサートとなりました。聴きにいらした方から子ども食堂のイベントでの演奏依頼もあり、この「愉快なアニマル音楽隊」の活動はこれからも続いていくことでしょう。興正寺の関係者の皆様、貴重な機会をいただきありがとうございました。(教育学部教授・水野伸子)

< トップに戻る

Instagram LINE You Tube