愛知東邦大学

2023.12.19

人間健康学部の山瀬さんが卒論を学会でポスター発表

 人間健康学部4年生の山瀬花さん(芝研究室)が、12月16、17日に幕張メッセ国際会議場で開催された「NSCAジャパンS&Cカンファレンス2023」で卒業論文のポスター発表を行いました。
 山瀬さんの卒論テーマは「大学女性アスリートにおける月経前症候群がジャンプ能力および等尺性最大筋力発揮に与える影響」。山瀬さんは、昨年度は同学会で女子バスケットボール選手のトレーニング介入研究のポスター発表を行なっており、今回は女性アスリートのスポーツパフォーマンスに影響を与える可能性がある月経前症候群についての研究発表を行ないました。
 当日は、多くの大学・研究所所属の研究者、ストレングス&コンディショニング専門職(トレーニングの専門家)の方々とディスカッションすることができました。今後、論文として発表し、多くの女性アスリートに役立ててもらうことを目標とします。
 さらに、女性アスリートへのよりよいサポートができるような研究がしたいという目標から大学院への進学を志し、この度、日本体育大学大学院修士課程に合格をしました。所属先の研究室は女性アスリートの研究が盛んに行われており、そこで月経前症候群また月経周期に関する研究を継続していきます。それと並行し、直接スポーツ現場でエビデンスを活用したトレーニングサポートをするため、ストレングス&コンディショニングコーチとしての活動も継続する予定です。
 本学が認定校として登録されているNSCA(全米ストレングス&コンディショニング協会)は、“Bridging the gap between science and application:研究と現場の橋渡し役として”というミッションステイトメントを掲げています。より高いレベルで、女性アスリートをはじめ多くのアスリートのためになる研究およびトレーニングサポートができるよう、研鑽を続けてもらえればと思います。また、芝研究室では、多くのトレーニングやスポーツパフォーマンスに関する研究を進め、論文を発表しています。これは、このような学生のサポートがあってこそ成り立っています。今後、一人でもこのような学生がいればといいなと心から感じています。(人間健康学部助教・芝純平)
山瀬さんのコメント】今回の研究では、月経前症候群がスポーツパフォーマンスに与える影響について検討し、女性アスリートの筋力発揮に影響を与えることが示唆されました。進学後も月経前症候群と女性アスリートのスポーツパフォーマンスについての研究を進め、女性アスリート含め多くの女性の役に立ちたいと考えております。指導してくださった芝先生やその他の先生方、そして協力してくださったクラブに感謝し、より成長して還元できるよう精進してまいります。

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