愛知東邦大学

2023.09.14

9月卒業式で13人がそれぞれの旅立ち

 2023年度9月卒業証書・学位記授与式が9月14日、LCホールで行われました。卒業式を迎えたのは13人(経営学部7人、人間健康学部4人、教育学部2人)で、11人が2019年入学ですが、2人は2015年、2018年入学者です。
 午前10時から行われた式典には卒業生8人が出席。鵜飼裕之学長が、一人ひとりに卒業証書を授与し、握手で祝福しました。
 鵜飼学長は式辞で、「皆さんは大学で、社会人としての基礎力を学びました。培ったアイデンティティーはこれからの座標の原点ともいえます。これから多くの課題に向き合うことになりますが、壁が立ちはだかった時はリスクを考えいったん立ち止まる勇気も必要です。そして夢を実現するために、常に志を高くして前に進んでください」と述べました。
 榊直樹理事長も「東邦学園創立者である下出民義先生は若いころ多くの挫折を味わい事業に成功し東邦商業学校を創立しました。自分の思い通りにならない中で、どう社会とかかわっていくかということが始まりでした。卒業を迎えられた皆さんの中には一番長い方で休学期間を含め8年半も在籍された方、一時ベトナムに帰って卒業が遅れた方など、いろんな困難を体験された方もいます。今年夏の甲子園準優勝校である仙台育英高校の須江航監督は〝人生は敗者復活戦〟とも言っています」とエールを送りました。
 式典はCD演奏による「校歌斉唱」で終了しました。
 ベトナム人留学生として2018年に経営学部国際ビジネス学科に入学したルォンティハウさん(32)は、2年生の時、同じ日本語学校出身の同級生ファムティチャンさんと日本旅行業協会が主催した「海外卒業旅行企画コンテスト2019」に挑戦。しかし、最終審査を前に帰国。出産、コロナ禍での帰国の遅れもあり1年遅れでの卒業となりました。式典には夫と3歳の長男も出席し祝福しました。
 8年かけて卒業した人間健康学部の森健太さんは「入学した時の学部名は人間学部でした。ブランクはありましたが、絶対卒業したいと思いました。卒業できてうれしい。理事長の〝人生は敗者復活戦〟の話が身に沁みました」と話していました。来年4月から岐阜県にある会社で新たなスタートを切ります。


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