愛知東邦大学

2023.07.20

経営学部の宮城教授がITでの仕事や研究について語る

 愛知東邦大学教員を招いての6回目「MEET THE TEACHER!」が7月19日昼、S棟スチューデントコモンズで開催されました。経営学部国際ビジネス学科の宮城エステバン教授が登場し、集まった学生たちに自身の経歴や現在の活動などを紹介しました。
 宮城教授は「両親とも沖縄系で、私自身は南米ペルー生まれ。飛び級で16歳の時にリカルドパルマ私立大学電気工学科に入学しました」と自己紹介。19歳の時に家族でハワイに移住。シャミナード大学で数学を専攻、給付奨学金を得て立命館大学の研修生として日本語を学びました。その後、筑波大学大学院や京都大学大学院で勉強を続けました。
 宮城教授の専門はITで、資格もたくさん取得しています「ソフト開発やコンサルト業務などで世界中を飛び回っています。毎年地球一周の6、7割は移動していますね」。中国やインドなど様々な国を旅行できるのもITの仕事の魅力の一つと話します。
 転職が多いのもITの仕事の特徴。これまでアマゾンやマイクロソフトなど10社以上の企業に勤務しました。研究テーマはデータの分析。ブラウン大学やプリンストン大学と共同研究を行い、昨年は公益財団法人大川情報通信基金から研究費を得て、「不登校の子どもがITツールを使いながらどうやって社会に入っていけるか」を研究しているそうです。また、学生のデータを分析して「学生の行動を研究し、どうやったら単位が取れ、どこでつまずくのか」の研究も進めています。
 「ぜひ読んでほしい本」として宮城教授は、ジョーセフ・キャンベルの『千の顔をもつ英雄』を挙げてくれました。「人は宗教や哲学といったバックボーンがないと人生の方針を定められない」と信じる宮城教授は同書を「年に一回は読み返しています」と語り、締めくくりました。

< トップに戻る

Instagram LINE You Tube