2023.02.12
「サービス実務」学ぶ経営学部3人が名古屋マリオットアソシアホテルを見学
経営学部地域ビジネス学科で「サービス実務」(担当・松下晴洋非常勤講師)を学ぶ受講学生のうち希望者3人が2月8日、実際のホテルを見学しました。
授業では、「サービスとは何か」「ホスピタリティとは何か」を考え、追及する事を目的としています。 そして、様々なコミュニケーション技法を習得し、その生かし方を理解します。 また、サービス業、ホスピタリティ業界での必要な知識を身に付けます。今年度後期は、2~4年生80人が受講しています。松下非常勤講師の引率で3人が訪れたのは、名古屋駅直上に位置する名古屋マリオットアソシアホテル(株式会社ジェイアール東海ホテルズ)で、当日は、本社人事採用担当の方にご案内頂きました。
JRセントラルタワーズビル15階にあるメインロビーに集合した一行は、まず「香り」について説明を受けます。世界各国のマリオットホテルでは、共通の「ATTUNE」の香りが使用されており、心安らぐおもてなしからゲストを迎え入れるそうで、実際に訪れてこそ感じる内容でした。また、ロビーは、とても賑わいが有り、コロナの影響が落ち着いてきた事を強く感じます。
そして一行は、ブッフェ料理を提供するオールデイダイニング・パーゴラの中に入り、メニューの説明やホールで働くスタッフの役割を聞きました。この後、ロビーを歩きながらフロントレセプションやロビーサービススタッフの仕事を見て17階に上がり、普段は、なかなか見る事が出来ない神殿とチャペルの中にも入り、それぞれのバンケットルームも紹介頂き、最後に21階の一般客室と49階のスイートルームを見せて頂きました。
参加した天野幸平さん(2年)は「お客としての目線では、普段気付けない工夫がある事がわかった。今回のように実際ホテルを見学した事で、これからの就職活動を改めて考える貴重な機会になりました」と感想。荒木杏慈さん(同)は「本当にいい経験が出来ました。ホテルの仕組みとか、ならではの強みやすごさ、基準となるもの等、自分が知りたい事も知れて、やりたい事や目標等も今日見つける事が出来ました」。三浦彩楓さん(同)は、「ゲストの立場では見る事の出来ない場所を見せてもらったり、お話を聞いたり、普段の生活の中では知る事の出来ない事を教えて頂きました。実際にお話を聞く事で、よりこの仕事に就きたいという気持ちが大きくなりました」と振り返りました。
質疑応答の時間も設けられ、参加者全員が積極的に質問をしましたが、担当の方からは、とても丁寧な説明や回答を頂きました。ホテルでは、重い荷物を運ぶためのロボットを導入し、それにより若いスタッフのゲストと相対する時間が増えているそうです。力や正確性を得意とするロボット、繊細な対応や気遣い、心配りの出来る人間という業務の役割分担がこの業界全般で見受けられます。益々人材が重要視されるのでしょう。(松下晴洋)