愛知東邦大学

2022.07.07

岐阜大医学部看護学科長を招き人間健康学部地域防災コースが第3回合同ゼミ

 人間健康学部地域防災コースの合同ゼミが7月5日3限目、LCホールで開催されました。合同ゼミは健康と福祉をテーマに、学生に現場の声を届け、著名な先生の話を聴いて刺激を受けてもらおうと企画されたもので第3回目を迎えました。
 今回は、渡辺弥生准教授のゼミが中心となり、看護師の専門教育を行っている岐阜大学医学部看護学科長である竹下美恵子教授を迎え、コミュニケーションについて学びました。「看護学は専門職が学ぶ」と思われがちですが、日常生活や人間関係にも看護の知識は生かすことができるからです。
 講義のテーマは「コミュニケーションと人間関係~看護から学ぶ~」。竹下教授は、学生同士のロールプレイングも取り入れ授業を進行。学生たちに、態度やコミュニケーションでの失敗談を尋ねながら、「看護ではコミュニケーションの良否が患者の生死にも関わります」として、対人コミュニケーションの大切さを様々な角度から検証していきました。
 そのうえで竹下教授は、コミュニケーションは人間関係を築く基本であるとし、「他者を知るためにはまず、自分自身を知る努力が必要。話すことよりもまず相手の話を傾聴すること。これは看護だけでなく日常生活でも同じ」と指摘しました。
 竹下教授は、「目上の人と話す時の注意点は」という学生からの質問にも、「相手を敬いながらも自分の意見をはっきりと示すことが大事。そのためにもまず相手の話に耳を傾けること」と、傾聴がコミュニケーションの原点であると強調しました。

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