2016.09.05
グローバル人材育成教育学会のCMコンペでIB学生2人に優秀賞
グローバル人材育成教育学会(小野博会長)の第3回中部支部大会が9月3日、愛知東邦大学で 開催されました。午後1時からL棟4階のLCホールで開催された大会では、愛知東邦大学経営学部の中山孝男学部長の開会あいさつに続いて、「新学科のグローバル人材化方略」のテーマでシンポジウムが行なわれました。
パネリストとして、2016年度に外国語学部を開設した名城大学のアーナンダ・クマーラ同学部長、経営学部に国際ビジネス学科(IB)を開設した愛知東邦大学の田村豊同学科長、名古屋大学大学院国際言語文化研究科の長畑明利教授が参加。クマーラ学部長は、「日本の企業活動がMade in Japanの時代からMade by Japanの時代に入っている現状にも関わらず、日本ではグローバル化をあたかも他人ごとのように考える若者も少なくない。語学力に加え、学習面での意欲、競争心、海外への関心や発言力などの面における若者たちの弱さを改善することが課題」などと外国人教員の立場から指摘しました。
田村学科長は「今日の国際化は、日本から海外への動きと海外から日本への2つの流れが重なっている。日本の企業や社会の国際化を支える人材の育成を考える場合、これら2つの流れに対応できる人材ということになる」と指摘。愛知地区での企業の海外進出状況と地元で広がる国際化の動きに目を向けた愛知東邦大学の国際ビジネス学科の取り組みについて述べました。
プログラム後半では、学生たちが考えた夢の商品について動画を使ってプレゼンする「新開発商品1分間英語コマーシャル・プレゼン」というコンペも行なわれ、名古屋工業大学、松本大学松商短期大学部、愛知東邦大学の学生5人が参加しました。
愛知東邦大学から参加したのは国際ビジネス学科1年生の久野響亮さんと冨田美幸さん。おいしいコーヒーが飲める“夢のコップ”や、テストで100点取れる“夢のペン”、さらには卓球やダンスの達人にもなれる“夢の薬”の開発について発表し、名古屋工業大学に続く2位の優秀賞に選ばれました。表彰式での英語によるインタビューで感想を求められた2人は、久野さんが「My movie is the best」と答えるなど嬉しそうでした。