愛知東邦大学

2022.03.18

コロナ禍乗り越え333人が母校に別れ

 2021年度卒業証書・学位記授与式が3月17日、S棟2階アリーナで行われ、333人が母校に別れを告げました。2018年度入学の卒業生たちは、学生生活折り返しの3年生から、オンライン授業などコロナ禍で制約されキャンパス生活を強いられました。
 愛知県下ではまん延防止等重点措置が継続中のため、式典出席は学生と教職員に限定され、午前、午後の部の2回に分けて行われました。参加できない家族らのためにオンライン配信されました。
 
 卒業生は午前の部式典(10時開式)の人間健康学部が106人、教育学部が67人の計173人。午後の部式典(2時開式)の経営学部が160人(地域ビジネス学科133人、国際ビジネス学科27)。
 卒業生を代表して人間健康学部は權平なるはさん、教育学部は水野郁絵さん、経営学部は地域ビジネス学科の三鴨ゆりさんと国際ビジネス学科の長江亮さんに鵜飼裕之学長からそれぞれ卒業証書・学位記が授与されました。
 
 また、卓越した学業や正課外活動などを称え、人間健康学部の加藤万奈さん、教育学部の池田莉佳さん、経営学部のファムティチャンさんが学長表彰、経営学部の金原瑶さん、北村俊樹さん、呉穎陶さん、馬涤さんが特別表彰、教育学部の粕谷柊さんが保育士養成協議会会長表彰されました。
 鵜飼学長は式辞で、卒業生たちがこれから、「様々な要因が複雑に関係しながら急速に変化していく社会、時代を生きていくことになる」と指摘。急速な変化を見定め、その価値を見極める「心の眼」と、困難に直面した時、いったん立ち止まって解決への糸口を見つける「しなやかさ」が大切であるとして、「〝心の眼〟と〝しなやかやさ〟をいつも心の中に留め、新たな人生に臨んでください」と呼びかけました。(式辞全文はこちらをご覧ください
 榊直樹理事長は祝辞で、「ウクライナでは4500万人もの国民が命の危険にさらされています。本学でもウクライナへの連帯と平和を願い15日から、夜間、L棟がウクライナ国旗の青と黄色でライトアップされています。平和な時代を築くために、社会、世界の出来事を幅広く知って、自ら深く考える人間に成長してください」と訴えました。
 在学生からの送辞に対し、教育学部の長谷川紗希さん、経営学部の櫻井妃華瑠瑠さんがそれぞれ答辞を述べました。
 コロナ対策のため今年も校歌斉唱はなく、マスク姿の学生たちは配られた校歌「明日へのキャンパス」の歌詞を追いながら心で〝斉唱〟。吹奏楽団の天野まいさん(教育学部3年)のピアノ伴奏で濱野梓さんが「YELL」(いきものがかり)をトランペットで奏で、卒業生たちの門出を祝いました。キャンパス内4か所には学生会によって記念撮影用パネルなどが設けられ、卒業生たちが友人や恩師ととも、〝思い出の一枚〟を収めていました。

 

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