愛知東邦大学

2022.03.16

 平和願いL棟をライトアップ 「ウクライナとともに」

 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が激化する中、ウクライナ支援の輪が世界に広まっていますが、愛知東邦大学でも3月15日夜、ウクライナへの連帯と平和への願いを込め、L棟が青色と黄色にライトアップされました。
 ライトアップはL棟の4階、3階フロアの天井をウクライナ国旗と同じ青色、黄色にプロジェクションマッピングする方法で行われました。正式なライトアップは16日から4月1日までの午後6時から8時まで行われる予定です。
 15日夕から、経営学部の谷口正博准教授(エンターテイメント情報学)と指導学生の小塚拓真さん(4年)、薗部悠希さん(2年)、井上和奏さん(同)によって設営と試験点灯が行われました。
 「現在、日本においても複数の企業や団体で、ウクライナ支援の輪が生まれており、遠い他国のできごととせず、積極的な関与の考えに賛同する声が広まっています。本学にできることは限られますが、最低限の活動として、本学も決して無関心ではなく、ウクライナとともに平和を願っているという意味を込めて、L棟のライトアップをしたい」。ライトアップ計画に託した大学側の思いは、舩木恵一副学長を通じて谷口准教授に伝えられました。
 谷口准教授も、「政治的なことをアピールするのではなく、学生たちに世界でこんなことが起こっているということを考えるきっかけにしてほしいと思った。ウクライナ、ロシアのキーワードを出すのではなく、色だけを表現することに平和への願いを込めました。春休みで学生たちはいませんが、近所の方々や大学から坂を下がった一帯からも青と黄色がぼんやり見えると思います」と話しています。、
 小塚さんは「プーチン大統領はかつてのソ連時代の仲間だったウクライナを取り戻したいのでしょう。ロシアはアジアにも近いしヨーロッパにも近い国。何としても争いはやめてほしい。ライトアップを見て、僕らがどんな思いでライトアップしたかを考えるきっかけにしてほしい」と設営に加わった思いを語りました。
 井上さんも「日本人には過去の戦争は繰り返してはならないという意識が強いと思いますが、プーチン大統領にはそういう意識がないようです。ウクライナの人たちがあまりにも気の毒です」と話していました。

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