愛知東邦大学

2020.10.22

「自分で決めた仕事だから頑張れる」国際審判員の佐藤さんが学生たちにエール

 人間健康学部の石渡靖之教授が担当する「東邦プロジェクトA」の授業で10月22日、国際審判員としても活躍しているJFA(日本サッカー協会)のプロフェッショナルレフリー佐藤隆治さんをゲスト講師に招いての授業が行われました。

 佐藤さんは1977年愛知県生まれ。一宮高校から筑波大学に進み、2004年にJFAが開設した審判員養成機関「レフェリーカレッジ」出身。2018年、FIFA(国際サッカー連盟)ワールドカップ・FIFAクラブワールドカップ担当審判員に、2019年にはAFC(アジアサッカー連盟)アジアカップ審判員に選ばれています。

 「東邦プロジェクトA」では、サッカーレフェリーの役割や育成について学ぶとともに、学生たちに、愛知県サッカー協会審判委員会の協力を得て、審判資格を取得してもらうことをめざしています。佐藤さんの授業は22日のほか、29日、11月5日の計3回行われます。

 佐藤さんは、21日夜、京都府亀岡市のサンガスタジアムで開催されたJ1の京都サンガ対ギラヴァンツ北九州戦の主審を務め、22日朝、京都から名古屋駅に到着。午前9時から始まる1限目授業に臨みました。

 

 多忙なスケジュールの中、ゲスト講師を引き受けてくれた佐藤さんについて、石渡教授は学生たちに「国際経験の豊かな佐藤さんから、示唆に富んだお話をしていただけると思います」と紹介しました。

 佐藤さんの講義テーマは「自分の道は自分で決める~困難な状況だからこそ~」。1年生が多いこともあり、佐藤さんは冒頭、「大事なのは皆さん一人ひとりが大学を卒業する4年後のステージを考えること。コロナの終息はなかなか見えませんが、コロナによって、社会は大きく変わりつつあります。大学はオンライン授業、会社はテレワークが定着しています。今まで当たり前だったことが大きく変わろうとしています。

 これから皆さんが社会に出てどうやって活躍するかという点では、コロナをネガティブに考えるのではなく、ポジティブに考えてください」と語りました。

 佐藤さんは高校教員を経て、プロ審判員を目指し実現させた経緯や、Jリーグやワールドカップ、オリンピックなど数々の国際試合でのレフリー体験を紹介。「楽しいだけの仕事はない。自分で決めた仕事だから頑張ることができる」「今できること、今やるべきことに集中する。毎日コツコツ頑張る。次の夢を実現するために」。佐藤さんは授業を通じて学生たちに熱いエールを送り続けました。

 授業が行われたB303教室には中日新聞、中日スポーツが取材に訪れました。

 

 

 

 

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