2016.07.14
「東邦プロジェクトB」で警察官OB招き「防犯パトロールの方法」学ぶ
全学共通の前期科目「東邦プロジェクトB」を受講する学生たちが中心となって、愛知東邦大学周辺での防犯パトロール活動に取り組むことになり、学生たちは7月14日、名古屋市市民経済局地域安全推進課の地域安全指導員(警察官OB)を招き、「防犯パトロールの方法」についての出張講義を受けました。
「東邦プロジェクトB」(担当は2017年度に国際ビジネス学科教員に就任予定の長坂康代先生)では、学内・学外の協力者と交渉しながら実践を積み重ねる「まちの活性化」プロジェクトに取り組んでいます。授業は木曜日2限目(10時40分~12時10分)ですが、5月からは、地域奉仕活動の実践として、授業前半の約30分を利用して、大学周辺の清掃活動に取り組んできました。授業は7月21日が最後となりますが、学生たちから、「清掃活動の体験を発展させて、地域での防犯パトロール活動を定着させたい」という声が上がり、防犯パトロールの実施例や、実施の際にはどんな注意が必要かなどについて専門家のアドバイスを受けるため、この日の出張講義が実現しました。
出張講義(第14回授業)はA棟207教室で行われ19人が受講。地域安全指導員の若見英樹さん、村田元久さんから、自転車盗が増加しているなどの名東区の犯罪発生状況(2016年1月~6月)、「気長に継続することが大切」などの防犯パトロールの基本的は心構え、「複数で声かけしながら行う」「防犯知識を身につける」「記録に残す」などパトロールのポイントなどについて講義を受けました。
学生たちは、人間学部人間健康学科4年生の井上弘章さん、経営学部地域ビジネス学科2年生の天木舞さん、岩田彩華さんを中心に、この日の講義を参考に、地域連携センターのアドバイスも得ながら防犯パトロールの活動体制を具体化させていく予定です。井上さんは、「学生による防犯パトロール活動は名城大学など他大学でも行われており、愛知東邦大学でも、学部や学年の枠を超えてぜひ実現させたい。大学名の入ったビブス(ゼッケン)姿のパトロールを定着させることで、地域の皆さんにも本学をアピールができれば」と話しています。