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地域創造研究所が「真の働き方改革」でシンポジウムを開催

2020/2/10

 「真の『働き方改革』とは何か~人を大切にする経営を考える~」をテーマにした愛知東邦大学地域創造研究所主催の2019年度シンポジウムが2月8日、名古屋ガーデンパレスで開催されました。
 午後1時半から開催されたシンジウムには一般参加者、愛知東邦大学の学生や教職員ら80人近くが参加。「人を大切にする経営学会」(会長・坂本光司元法政大学教授)が選定する「日本でいちばん大切にしたい会社」に選ばれている2社の経営トップが講演しました。

 

働くことで幸せを感じられるか
 沢根スプリング株式会社(静岡県浜松市)社長の沢根孝佳氏は「沢根式『楽しみ方改革』で幸せな働き方を創造する!」、株式会社ネオレックス(名古屋市熱田区)CEOの駒井研司氏は「名古屋の小さな IT 企業の“人を幸せにする経営”」のテーマでそれぞれ40分講演し、会場との質疑応答も交えたパネル討議を行いました。
 講演に先立ち地域創造研究所所長の上條憲二・経営学部教授は「お二人の講演タイトルで共通しているのは『幸せ』という言葉。働き方改革で大事な言葉なのでは」と開会のあいさつを行いました。
 沢根氏は「経済的な幸せと、働くことが幸せを感じられるかがポイントではないか。ご指摘のように、うちは働き方改革ではなく、楽しみ方改革。会社の目的は社員を幸せにすることであり、成長も利益も手段に過ぎない」と語りました。

 駒井氏も「働き方改革は、働かない改革ではない。働き方改革とは、今よりもさらに幸せに働けるように何かを変えていくことではないのか」と指摘しました。

 

 

学生の就活でアドバイスも

 上條教授は2氏に、「会場には20人近い学生が来ています。就職活動を控えた学生たちにメッセージを」と要請。駒井氏は「焦ってくる時ほど、めざす会社の魅力をしっかり見つけてから出かけほしい。会社はよく知らないで受けに来る学生を採用するはずがない。しっかり考えぬいて進んだ道は一本道であり、必ず正解につながるはず」とアドバイスしました。
 沢根氏も「学生はホームページを見たりして、質問に答えられるよう、よく勉強してくる。しかし、逆だと思う。面接では会社トップや人事の方の考え方がどうか、会社の理念をしっかり説明できているか、それが自分に合っているかをじっくり見極めた方がいい。会社は採用に力を入れている。採用、育成、定着の3つがそろって人事は動いている。入り口ではいい意味で仕掛けをしている。そこはぜひ見てほしい」と強調しました。
 パネル討議に加わった今瀬政司・経営学部准教授は「何のために、誰のためにこの会社はあり、この商品を作り、このサービスをして、働いているのか。その順番を間違えないこと。それが『日本でいちばん大切にしたい会社』に選ばれた2社として共通しているのではないか。お二人とも大変勉強されている経営者だと痛感しました」とシンポジウムを締めくくりました。
 榊直樹学長は「人を大切にする、その人々がまさにいろんな意味で財産なのだと思いました。学生の皆さんも、きょうのシンポジウムをメモに残し、心にとどめて、仕事に向かっていってください」と閉会のあいさつを行いました。