2016.03.17
241人旅立ちの春
愛知東邦大学の2015年度卒業証書授与式が3月16日、S棟2階アリーナで行われました。卒業生は241人(留学生2人)で、経営学部地域ビジネス学科114人、人間学部人間健康学科89人、同子ども発達学科38人。榊直樹学長から各学科代表3人にそれぞれ卒業証書が授与されました。また、各学科から選抜された6人が学長表彰を受けました。
榊学長は式辞で、最近、母校を訪ねてきた、いずれも硬式野球部主将だった2人の卒業生について語りました。「好きな野球をとことんやってみたかった」と、今春からプロ野球独立リーグ選手としての道を歩むことになった高柳翔宇さん(2013年卒)と、「人の命を救うことで感謝される仕事に就きたかった」と、2年ごしで小学生からのあこがれでもあった消防士になった土田裕太さん(2014年卒)。夢を追い続ける2人の生き方を紹介しながら榊学長は、「『真に信頼して事を任せうる人格の育成』を建学の精神に掲げるこの大学で過ごした皆さんが、2人の先輩の胸に秘めた価値観を思い起こしながら、社会人として充実した人生を送ることを願っています」とはなむけの言葉を贈りました。
名東区の森由佳里区長の来賓祝辞、鈴木健志郎さん(経営学部地域ビジネス学科3年)の送辞に続いて、卒業生を代表して、2014年度学生会会長で、人間学部人間健康学科の長谷川健司さんが答辞。長谷川さんは、「この小規模なキャンパスで、どれほどたくさんの人たちにめぐり会え、その出会いが自分の人生にとってどれほどの糧になったことか」と万感の思いに声を詰まらせながら答辞を読み上げました。
卒業生たちは、30人近い教育学部子ども発達学科の学生たちが斉唱する校歌、吹奏楽団の祝福の演奏に聞入りながら母校に別れを告げました。
学長表彰されたのは経営学部地域ビジネス学科の市川珠映さん、人間学部人間健康学科の仲里紗弥さん、濵野梓さん、岡本早葵さん、人間学部子ども発達学科の加藤千尋さん、蟹江由貴さんです。