2020.01.16
経営学部生5人らが日本ビジネス実務学会中部ブロック研究会で実践報告
経営学部の5人の学生を中心とする共同研究チームが1月11、12日、石川県の金沢星稜大学で開催された「2019年度日本ビジネス実務学会中部ブロック研究会」で実践報告を行いました。研究会では事例研究が盛んに行われているものの、学生を中心とする発表は初めてで、大きな注目を集めました。
第1報告では地域ビジネス学科1年の加藤亮太さんと国際ビジネス学科1年の中村千聖さん、高垣怜佳さんが口頭発表。3人は吉村美路准教授が基礎演習の取り組みの一環として行った「地域との相互理解を目指した実践的取り組みの報告~地域保育園における協働制作を通じたコミュニケーション活動~」をタイトルに発表しました。
第2報告では「大学の教育プログラムと連動したスタートアップビジネスの事例報告〜TOHO Learning House の仕組みと実績〜」として、学生寮TOHO Learning Houseの寮長(地域ビジネス学科3年の島袋泰志さん)と担当職員(学生・キャリア支援課の河合厚志さん)によるコラボ発表が行われました。
最後に、「つながる・ひろがる読谷村プロジェクト 1.0」として、授業科目「専門プロジェクト」履修者の代表者(地域ビジネス学科3年の山本玲子さん)が発表。山本さんは、発表に加え、「PBLで学生は何を学んでいるのか」という視点から、全体ディスカッションへと誘導しました。
PBLに関する多様な視点からディスカションは大いに盛り上がり、参加者からの学生発表に対する率直なフィードバックもいただくことができました。
山本さんは「今後も後輩たちの手本になるよう取り組みを続けたい。コーチする立場としての関わり方も考えていきたい」、島袋さんは「2月に名古屋大学の留学生が学生寮TLHに滞在する。国際交流を通じてコミュニケーション能力を高めるので、1年生にも積極的に参加してほしい」と話していました。
1年生チームは、地道にアンケート調査やデータ収集などを行い、学外での発表に初挑戦することができました。その後、国際ビジネス学科授業での英語によるポスター発表など、さっそく経験を生かして、次なる取り組みを開始しています。
以上のように、新年にふさわしい新たな取り組みとして「学年を超えた学生たち」「教員」「職員」という枠を超えた「共育(ともにそだつ)チーム活動」にトライすることができました。
(経営学部教授・手嶋慎介)