2016.02.03
「女性活躍推進」で地域創造研究所などが講演会とシンポ
愛知東邦大学、地域創造研究所、東邦学園の支援組織であるフレンズ・TOHOが主催する「多様性を活かす女性活躍推進企業」をテーマにした講演とシンポジウムが1月30日、名古屋市中区のホテル名古屋ガーデンパレスで開催されました。
フレンズ・TOHO会員の企業経営者や、愛知東邦大学経営学部の学生ら約120人の参加者を前に榊直樹学長が開会のあいさつ。榊学長は、NHKドラマ「あさが来た」の話題にふれながら、「女性が労働力を補うだけではなく、役割や活躍が認められるような社会が求められている」と述べました。
安倍政権などで女性活躍の推進を担当した経済産業省元経済産業政策局経済社会政策室長(女性活躍・ダイバーシティ経営担当)の坂本里和さんが基調講演。坂本さんは、女性の役員登用や育児・介護支援に積極的に取り組んでいる企業は、経営や生産性が向上していることが各種指標でも示されていることを指摘し、「女性の活躍を促すことを単なる福利厚生としてとらえるのではなく、経営戦略として取り入れてほしい」と語りました。
引き続き、坂本さんのほかに、株式会社wiwi社長執行役員で昭和女子大学客員教授の山極清子さん、株式会社ラッシュ・インターナショナル代表取締役の倉田満美子さんが加わったシンポジウムが開かれ、経営学部の小柳津久美子准教授がコーディネーターを務めました。山極さん、倉田さんらは、女性経営者の立場から、それぞれが取り組んでいる女性活躍推進の取り組み事例も紹介し、活発な意見交換が行われました。
講演とシンポジウムの様子は毎日新聞、東海テレビ、中京テレビが取材し紹介しました。