愛知東邦大学

2018.10.23

ラーニングハウスで第2回「男性が気軽に足を運べる認知症カフェ」を開催

 学生寮 TOHO Learning House(名古屋市名東区社台)の寮生有志は今年度、「認知症カフェ」活動に取り組んでいますが、2回目の活動である「とーほーカフェ」を10月7日に開催しました。7月の第1回同様、「男性が気軽に足を運べる認知症カフェ」をコンセプトに、「ゲームを通したコミュニケーションづくり」に重点が置かれました。9月から新寮長となった経営学部地域ビジネス学科2年生の島袋泰志さん、副寮長になった人間健康学部1年生の伊波薪子さんに「認知症カフェ」の取り組みについて聞きました。


――参加者が第1回に比べて少なかったようですがが、どんな方が参加されたのですか。
 島袋:午後2時から2時間の開催は同じですが、第1回の20人に比べて今回は8人(男性3人、女性5人)。地域の運動会と重なってしまい、地域の皆さんが運動会に流れました。スケジュール対応が甘かったです。参加者60歳代、70歳代ですが、学生が運営する認知症カフェということで、福祉関係の見学者もありました。
 伊波:案内チラシを見て興味を持ったらしく、「こういうことをやっているのか」と参加した女性もいました。自分の子どもや孫を話題に話が盛り上がり、「あんたもこういうことをしてみたらいいよ」とアドバイスも受けました。
――福祉関係者はどんな点に注目していましたか。
 島袋:認知症カフェは全国各地にありますが、男性が気軽に足を運べるよう、麻雀、囲碁、オセロなどのゲームを楽しめるよう企画した点に注目していました。名古屋市内では初めてで、学生が運営している例はないそうです。


――参加者は満足して帰られたようですか。
 伊波:第1回では、参加者の荷物置き場がない、座る場所によってクーラーが効きすぎるなどの反省があったので、今回は荷物を入れる箱を用意し、レイアウトを変えるなど改善もしました。女性の方はおしゃべりが中心なので、満足だったと思いますが、男性の皆さんには2時間という時間が物足りなかったかも知れません。次回はもう1時間は増やす必要があるかも知れません。
――今後の方針は。
 島袋:「認知症カフェ」は認知症の方や家族だけではなく、地域の方々が楽しめる場。これからも「認知症カフェ」にフォーカスをあて、新しい地域コミュニティを作っていきたい。学生だからこそ親しみやすい場になればと思います。地域の活性化という点でも、レベルの高いボランティア活動として取り組んでいきたいです。

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