愛知東邦大学

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教職課程(人間健康学部)

生徒の小さな変化に気づき、信頼される教員に。

学び2022.08.01

人間健康学部 人間健康学科 2019年度入学

伊藤 駿太

人間健康学部 人間健康学科に所属する伊藤駿太さん。
保健体育の教員になるために日々努力をしています。
是非、ご一読ください。

保健体育教員をめざしたきっかけ

ーいきなりですが、なぜ教員を目指そうと思ったのですか?
中学校と高校で出会った先生の影響が大きいですね。

ーどのような先生だったのですか?
担任の先生と保健体育の先生で色々と助けていただくことが多かったです。
中学校、高校と、特に3年生の時は部活と勉強でピリピリしていた時もあって、そういう時に悩みを聞いていただいていました。それだけでも自分は安心しました。なので、学校生活で先生の存在がとても大きかったです。

ー優しい先生だったのですね。
担任ではなくなった時でも放課後に「最近どう?」と様子を見にきてくださる先生でした。

ーその経験が進路を決める際に大きなきっかけになったのですね。人間健康学部に入学して、授業の印象はいかがでしたか?
1年生の時、丹下先生のクラスになったのですが、その時丹下先生の授業が、一番自分に合っているなと思いました。授業もとても分かり易く、課題もしっかり出していただけるので、自分の成長にとてもつながりました。また、小島先生の器械体操の授業でマット運動や跳び箱の実技を行ったのですが、小島先生は熱心な方で、上手くできない学生を出来るまでサポートされたり、違った練習法を紹介されたりと、レベルにあった指導をされていて、それを見て、保健体育の教員を目指すうえでの指導の参考になりました。

ーとても良い環境だったのですね。
はい。教員採用試験の倍率が高い保健体育の教員になるためには、日頃の取り組みが重要だと思い、1年生の時から真剣に授業を受けていましたね。

ー素晴らしいですね。

詳しくはこちら
人間健康学部の動画(YouTube)

模擬授業や教育実習での経験

ー指導方法を学ぶ授業もあったのですか?
4年生の前期に50分の模擬授業を行う授業がありました。模擬授業の内容は先生が提示する分野の中から選びます。僕は器械体操ではマット運動を、球技ではバレーボールを選びました。器械体操では開脚後転を指導する模擬授業を行いました。

ー生徒役は同じ授業を受けている学生だったと思いますが、初めての模擬授業はどうでしたか?
模擬授業を行う前に指導案を作成して、先生に添削していただき授業に臨んだのですが、とても緊張しましたね。また、授業を進めるペースなども分からず、何度も同じことを言ってしまったり、予定していたことを飛ばしてしまったり、忘れてしまったりしてしまいました。

ー人前で話すのってとても緊張しますよね。生徒役の学生は、どのように動いてくれましたか?
教育実習も体験して思ったことは、大学生は身体能力的に体育の授業でできることの方が多く、これやってみてというと大体できて、模擬授業も早く進んでしまいました。

ーなるほど。教育実習の時はどうだったのですか?
教育実習の時は大学生のようにはいかないので、運動が苦手な子には、レベルにあった教え方というのがとても大切でした。僕は教育実習ではバレーボールを指導していたのですが、ルールを変えたりしました。

ー具体的にはどのようなこと工夫をしたのですか?
バレーボールの基本ルールとして、1チーム6人、ボールに触れるのは3回までで、1回のラリーでボールに触れるのはチームの半分だけなんです。これはとても難しいことなので、僕が担当した授業では、1チーム4人、そしてラリー中にワンバウンドしてもOK、チームの中で1人だけボールを一度キャッチしてもOKなど、ルールを変更しました。アレンジを加えて、まずは全員が身体を動かすことを楽しんでもらうようにしました。そうすると運動の苦手な子でも積極的に参加してくれました。

ー素晴らしい機転ですね!
みんな盛り上がってくれたので、とても嬉しかったです。

教育実習を終えて

ー3週間の教育実習を終えていかがでしたか?
実際に体験しなければ分からないような発見がありました。教育実習期間中は積極的に生徒とコミュニケーションを取ろうということを心がけ、休み時間でも生徒と会話をしていました。そのまま僕が担当する授業に向かうと、授業中の説明を聴いてもらえず、「早く試合がしたい」と言われることがありました。授業時間と休み時間で意識の切り替えをしないと、授業の進行が難しくなってしまうことを、その時初めて経験しました。

ー座学だけでは分からないことですね。
そうですね。もちろん日々の座学も大切ですが、教育実習での発見や学びも多く、教育実習を通して、とても成長したと思います。

ー多くを得た教育実習だったのですね。では最後に伊藤さんはどのような先生になりたいですか?
中学生は多感な時期、悩みも多い時期なので、生徒の細かな変化に気づき、生徒から信頼されるような、気軽に相談できるような先生になりたいなと思います。

ー素敵ですね。ありがとうございました!

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人間健康学部のカリキュラム・シラバス

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