愛知東邦大学

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留学生

学びを深めることが、新たな学びにつながる

学び2022.12.05

経営学部国際ビジネス学科 2020年度入学

レティ キムアン

今回は、ベトナム(フンイェン省)から留学している学生さんに日本で学んだことやこれから取り組んでみたいことをお聞きしました。
前向きな姿勢がとても素敵です。

17歳のときに日本へ

―日本に留学するきっかけを教えてください。
日本には、ベトナムの高校を卒業した17歳の時に来ました。父が医療の仕事をしているので、家族からベトナムの医大に進学して欲しいと言われましたが、ちょっと違うような気がして…。それから留学することを考え、日本で働いている兄や親戚がいることから父に日本を勧められて来ました。

―愛知東邦大学に入学するまでに、日本でどのような勉強を行っていましたか。
名古屋にある日本語学校で1年半、日本語を勉強して、その後、愛知ビジネス専門学校国際ビジネス科で、ビジネスマナーやパソコン、簿記などの勉強を行いました。簿記検定にも挑戦して日商簿記検定の3級を取得しました。

―簿記の3級を取得してるんですね。勉強は大変だったんじゃないですか。
専門学校では、日本語学校では学ばなかったビジネスの用語が出て、特に簿記では解き方の前に一つひとつの単語を調べなければならず、本当に大変でした。
(写真:出身のフンイエン省はベトナムの首都ハノイから南に60km)


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レティさんが学ぶ経営学部国際ビジネス学科

インターンシップを通じて、さらに日本への理解を深めた

―愛知東邦大学に入学して学生生活はどうですか。
入学した2020年は新型コロナウイルスの発生による緊急事態宣言が出た年で、それからの約2年間はオンラインが主体でした。語学はやはり対面が良いと思いました。対面授業が始まった頃は、日本人学生ばかりで聞き取れないこともあって、少し大変でした。ゼミの寺島先生や地域・国際交流課の安井さん、浦さんが気にかけて話しかけてくれ、徐々に慣れてきました。声をかけてもらえるのは嬉しいです。

―1・2年生はリモート授業が多かったんですね。国際ビジネス学科では3年生に海外インターンシップがありますが参加しましたか。
この9月にインターンシップに参加しました。私たち留学生は日本国内でインターンシップを実施しました。率直に「働くことは大変だぁ」と思いました。慣れないシャツとパンツを着て、プログラムに沿ってディスカッションや調査を行ない、最後に発表を行うプログラムでした。時には注意も受けました。ただ、学ぶことはとても多かったです。実践的にマナーや名刺交換、話しを聞く態度を教えてもらいました。また複数の経営者から話を聞くこともでき、日本企業の特徴が少し理解できました。

―特にどんなことが印象的でしたか。
自分から主体的に働きかけるということです。大学での学びも「考えて行動する」ことは大切なことですが、社会人として働くにはとにかく疑問に思ったこと、意見など、まずは自分から働きかけること、受け身ではいけないということです。
(写真:インターンシップ先での報告風景)


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ゼミでお世話になっている寺島先生

夢の実現に向けて一歩ずつ進んでいます

―大学卒業後はどうする予定ですか?
卒業後は、日本かベトナムで仕事がしたいと思っていますが…。どちらかと言うと日本での就職を希望しています。日本語や英語を学んできたため、人とコミュニケーションをとれる通訳の仕事に就きたいと思っています。

―実現に向けて取り組んでいることはありますか。
授業の空き時間や授業後はとにかくPIAGルームにいて、英語の勉強を行っています。また、家では字幕に頼らずに映画をみたり、英語の曲を聴いたりして、常に英語に触れているようにしています。アルバイトでは、飲食店以外に企業に実習生として来ているベトナムの方の通訳を行っています。業界の用語も多くて大変です。

―色々なことにチャレンジしていますが、今後、やってみたいことはありますか。
これからの時代、色々な国の言葉を話せることは大切だと思うので、新しい国の言葉を学びたいです。今後のことを考えると中国語か韓国語が良いと思っています。日本語や英語を学んだことで、それぞれの言葉の響きや発音の違いなどに面白さや新たな発見があって、語学を学ぶ楽しさを感じています。

―今回はありがとうございました。ぜひ頑張ってくださいね。
ありがとうございます。頑張ります!
(写真:インタビュー風景)


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PIAGルームにいるJordan先生

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