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学生生活

これまでの経験と気づきを大切に、小学校教員をめざす。

学び2022.05.23

教育学部 子ども発達学科 2019年度入学

永田 百恵

小学校の教員をめざし、日々努力を重ねている永田さん。
教育学部へ進学したきっかけや、印象的な授業など、お話をお聞きしました。
是非、ご覧ください。

教育部へ進学

ー教育学部をめざしたきっかけは?
単純かもしれませんが、高校3年生のときに進路選択で迷って焦っていたころ、職業適性検査で一番の適性が小学校の先生だったんですよ。かなり迷っていたので、「あ、道が開けた」と思いました。

ー自分では思ってもみなかった分野だったのですね。
そうです。そのことが一つのヒントになり、この道はもしかしたら私に合っていて、面白いかもしれないと思いました。そして調べてみたら「あれ?なんかやってみたいかも」と思えて、教育学部の道を選びました。進路希望の面談の際には先生に意外な顔をされましたけど、なんででしょうね。(笑)

ーちなみに教員としては高等学校、中学校、小学校、幼稚園とありますが、進路選択時にそこは迷わなかったのですか?
実は職業適性検査で小学校の先生って出ていたんです。(笑)
それで自分の記憶を辿ったときに、最初に小学校の勉強でつまずいていたことを思い出しました。先生になるのなら、勉強に対して少しでも児童のつまずきをなくせる先生になれたらなとそこで初めて思いました。そこから気持ちは固まりましたね。

ー実際に教育学部へ入学しての印象は?
授業も多く忙しい日々ですが、興味をもって楽しみながら授業や様々な活動に参加できたので、苦しいとかはなかったです。あっという間に三年間が過ぎましたね。

詳しくはこちら
教育学部の教育内容・特色

授業での気づき

ー印象的な授業はありますか?
サービス・ラーニングと総合表現技術です。

ーサービス・ラーニングでは何に参加したのですか?
サービス・ラーニングでは、土曜日に各小学校で、折り紙を使って立体恐竜を作ったり、シャボン玉を作ったりと課外活動や体験活動を行う、土曜学習いきいきサポーターに参加しました。最初は子どもたちとの会話や接し方が分からず、何もできなかったなっていう日もありました。自分から動けず指示待ちだったなと思います。

ー一緒に参加していた学生の様子はどうでしたか?
その活動には学年が上の方も参加していましたが、その方は初対面の子どもたちでも打ち解けるのが早く、自分から声をかけるなど、周囲を良く見ている方でした。その姿を見て、先生の勉強をするとこうなるのかと衝撃を受けました。学年を重ねるにつれ、私もこうなれているかなという不安もありましたが、成長したいというやる気や期待感もありました。指示待ちではなくて、自分から考えて動き、接することを大切にしようと思いました。

ー参加して大きな気づきがあったのですね。総合表現技術はどうでしたか?
教育学部のコースが違う人も受講していたので、劇の発表に向けてグループワークをする際に、今まで話したことのない人と初めて言葉を交わしたのがその授業だったりもしたので、いろんな人と交流できて楽しかったですね。

ー発表は何をしたのですか?
シンデレラをモチーフにしたものや三匹の子豚をやりましたね。アフターストーリーを勝手に想像して演じていたので楽しかったです。(笑)

ー総合表現技術では劇における技術的な指導があるのですか?
話し合いのところに先生が来てくださり、行き詰まっているところがあれば、一緒になって考えて解消してくださるなど、技術的なことを教えてくださるというよりは、先生としての動き方を教えてもらうというような印象を私は受けました。もちろん、導入として基本的なことは教えていただきましたが、劇に関するシナリオや準備など、基本は学生に委ねて自由に表現することを大切にされていました。

ー表現だけにとどまらず、グループワークにおける指導のヒントにもなったのですね。
先生になった際に、文化祭や学校祭の時にも活きてくると思いました。

ー永田さんは常に考えながら授業を受けているんですね。素敵ですね。

詳しくはこちら
教育学部カリキュラム・シラバス

これからについて。

ー現在は何に取り組んでいるのですか?
教員採用試験が6月にあるので、それに向けて教員採用試験対策の勉強を頑張っています。5月の末からは小学校での実習もあるので大変です。9月には受験した試験の結果が出そろうのですが、そのあとは卒業論文の作成が控えているので、この一年も忙しくなりそうです。

ーでは、最後に永田さんが先生をめざすうえで、大切にしていることを教えてください。
冒頭でもお伝えしましたが、勉強が苦手な子の苦手な部分を少しでも解消してあげられるような意識をもって教壇に立ちたいと思っています。理科教育法という模擬授業を行う講義でも、そのことを意識して、実験を楽しみ、新しい発見を得られるような指導案を作成しました。答えのあることでも、答えを教えるだけじゃなく、その子が自分で考えて気づき、克服するまでの過程を大切にしたいです。

ーきっと素敵な先生になると思います!ありがとうございました!

詳しくはこちら
教職支援センター

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