2026.10.14
装着型サイボーグを体験
人間健康学部の松永ゼミ(3年生)が10月13日にあり、装着型サイボーグの体験授業が行われました。
「HAL®」と名付けられた世界初のこの装着型サイボーグは、筑波大学発のベンチャービジネス企業が開発しました。体を動かそうと脳が考えると、その意思が微弱な電気信号として流れますが、それを皮膚のセンサーでキャッチして、意思に沿った動作を助ける仕組みです。現在は脳卒中や脊髄損傷などで身体機能障害となった人が身体の機能回復や維持などで使われています。本学の健康関連の授業などで協力関係にある地元企業「中北薬品」の1部門にロボケアセンターがあり、そこでこのHAL®が使われています。
今回の授業には、松永ゼミ生と名東区高齢者はつらつ長寿教室のお年寄り10人が参加しました。HAL®の説明後に、事故でケガをして歩けなかった人が、HAL®を装着し歩行訓練をするうちに歩けるようになった動画を見ました。お年寄りからはすぐに「どれぐらいの訓練期間が必要なのか」「医師の指示を受けるのか」など積極的な質問が飛びました。ある参加者は「高齢者にとってはとても身近な問題なので、すごく関心があります」と話していました。
その後は実際に装着体験です。今回は腕の肘関節装着型が用意されました。心電図を取る時のようなセンサーを腕の筋肉に貼り付けます。頭の中で「腕を曲げる」「腕を伸ばす」と命じると、HAL®を付けた腕が曲げたり伸ばしたりの動作をします。お年寄り4人と学生2人が体験しました。腕を動かす筋肉へ脳から電気信号を送ることで機械を付けた腕が動いたり、弱い力でも強い動きができたりする体験をしました。
体験した男子学生は「ああいう機械があることにびっくりしました。普段と同じ動きをしようとするだけでHAL®を動かすことができました。体が動かなくなった人には役に立つと思います」と驚いた様子でした。
松永昌宏教授は「人間健康学部の学生はリハビリなどの分野に進む人もいるので、こうした機械を使って体を動かす手助けができることも知っておいてほしい」と授業の狙いを話していました。
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