愛知東邦大学

2026.06.25

モリコロパークで教育学部の基礎演習

 教育学部1年生の基礎演習では、学外の子どもに関する専門分野で活躍する人に出会うこと、社会的課題を知ることをテーマに授業を行なっています。619日は愛・地球博記念公園(モリコロパーク)内にある、「もりの学舎」と「愛知県児童総合センター」で1日かけて研修会を行いました。
 「もりの学舎」は愛知県の環境学習施設で、身近な森の自然環境を森の案内人インタープリターから学ぶことができます。あそび工房では、「さわってちょ」という手帳づくりを行いました。この手帳は、森に自生するさまざまな葉っぱには、ツルツルした表面やザラザラした表面、毛羽だった表面があり、森の中には多種多様な植物の質感があることを気付かせてくれる手帳です。
 また、森の中での活動では、インタープリターから事前にスズメバチなどの危険な生き物の対処方法を学びました。スズメバチは、香水やお化粧の匂いを花の匂いと勘違いして近寄ってくることがあるそうです。その時は、逃げない、払わない、慌てないことを教えていただきました。その後、インタープリターから手渡された地図をヒントに、森に隠されたいくつものクイズに答えながら、森の生き物や植物のようすを見たり、地面に落ちている木の実を観察したり、鳥や風などの自然の音を聴いたりしながら自然体験を行いました。活動の最後に、インタープリターからリスなどの小動物が木の実を運び、地面に隠したり、種を落とすことで、小さな森から大きな森に広がっていくことを教えていただき、私たちはそういった自然の営みの中で生かされているのだということを感じることができました。
 午後からは、県立の大型児童館「愛知県児童総合センター」に移りました。施設職員の牛田康弘さんから、五感を大切にした遊びの実践例や地域におけるセンターの機能などの講義を受けました。レクチャーの後、学生は実際に粘土遊びを体験したり、子どもの好奇心を刺激するような施設のさまざまな遊びのプログラム、建築物のデザイン、空間を見学しました。
 学生の中には、愛知県児童総合センターで子どもの頃によく遊んでいたという学生も多く、懐かしいと言った感想の他に「講義を通してさまざまな遊びのプログラムを知り、自分も体験してみたい」「子どもの心をワクワクさせる遊びがたくさんあることを知り驚いた」といった声も聞かれました。
 牛田さんからは「いろいろな遊びを発見し、体験して、自分が楽しいと思える遊びをたくさん見つけ、子どもたちと一緒にたくさん遊べる保育者、教員になって欲しい」とエールをいただきました。
 梅雨の時期の研修会で雨も心配しましたが、当日は晴天でした。研修会の最後には、愛知県児童総合センターのチャレンジタワーに登り、美しい景色を堪能しました。(教育学部教授 新實広記)

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