愛知東邦大学

2026.03.19

290人が晴れの卒業

 雨上がりの寒さが残る319日、2025年度愛知東邦大学の卒業証書・学位記授与式がS棟体育館で行われました。彼らが入学した当初は、まだ新型コロナウイルスの影響が残っており、オンラインや座席指定での講義で不安な中でのスタートでした。やがて対面での講義が再開され、本来の学生生活を送ることができるようになりました。そしてこのキャンパスで4年間を過ごし、今、広い社会という大空へ飛び立ちました。
 今年の卒業生は、経営学部地域ビジネス学科117人、同国際ビジネス学科36人、人間健康学部102人、教育学部35人の合わせて290人です。愛知東邦大学吹奏楽団の演奏が流れる中、スーツ姿や袴、晴れ着の卒業生がやや緊張気味に席についていました。保証人席には晴れやかな笑顔の父母の姿が見られ、また席に座る教職員の眼差しは温かいものでした。
 来賓の紹介に続き、学部ごとに学部長が一人一人の名前を読み上げた後、鵜飼裕之学長から卒業証書が各学生代表に手渡されました。経営学部の代表は、卒業論文で言語学および認知科学の視点から効率的な言語学習方法を論述した小間愛佳さんです。人間健康学部は、女子サッカー部で活躍し4月からなでしこリーグのチームに入る上に、学業成績もトップクラスの都筑かんなさんが代表を務めました。教育学部代表は、子どものわくわく感を引き出すような授業をしたいと4月から安城市の小学校の教壇に立つ木下七海さんです。
 その後、学業優秀者が選ばれる学長表彰、ユニークな活動や目立った活躍をした学生の特別表彰が続きました。
 表彰後、鵜飼学長が式辞を述べました。その中で、これから踏み出す社会は予測不能な変化に満ちた社会であるとし「本学で知った『オンリーワン』という自分の個性の強みと、学びの中で積み重ねてきた『他者から寄せられた信頼』という「2つの宝物」を持って、しなやかに未来を切り拓いていってほしい」と、はなむけの言葉を贈りました。さらに、AIが浸透した社会の中で「人間にしかできないこと」を学部ごとに挙げ、これからの人生の指針にしてほしいと述べました。(学長の式辞全文はこちらをご覧ください)
 続いて榊直樹理事長が学生たちの活躍をたたえた後、鵜飼学長の式辞を引き取って、人類を脅かす「魔法」になってしまった技術の進化を、突然のイラン攻撃を例としてあげ、「人類はさらに強力な魔法を生み出していくはずです。便利さや簡便さに飛びつかず、自ら考え悩んで、しっかり地に足を付けて歩んで下さい。どうか、文明の進歩という魔法に振り回されないことを願います」と話されました。
 これを受け、教育学部の今原茉優さんが代表して卒業生挨拶に立ちました。遠方からの通学にも関わらず授業の遅刻や欠席がほとんどなく、4月から幼稚園教諭になる今原さんは、教育実習では子供たちの前に立つ責任を実感したそうです。そして「この愛知東邦大学で学んだことを基盤として、校訓である『真面目』を忘れず、困難に打ち勝ち、飛躍していくことを誓います」と力強く述べました。
 式典後、卒業生らは指導教官から「よく頑張ったな」の言葉とともに卒業証書やゼミ論集、記念品などを渡されました。そして友人や家族とともにキャンパスのあちこちで写真を撮り合ったり、言葉を交わしたりといったおなじみの風景が見られました。
 別れを惜しみつつ、それでもはじける様な笑顔を残して、4年間を過ごした母校を後にしました。

学業優秀者として学長表彰

 学業優秀者として学長表彰を受けたのは、経営学部地域ビジネス学科の髙橋竜也さん▽経営学部国際ビジネス学科の曽洋玄さん▽人間健康学部の磯部莉子さん▽教育学部の増田裕大さんの4人です。
 高橋さんは、各種サークルを立ち上げて大学イベントに参加し、ゼミの中でも自主的にイベント演出を企画するなど積極的に活動しました。授業を飛び越えて実践的なスキルを身につけ、この卒業式の照明演出も自ら担当し、前日まで後輩らとともにセッティングしていました。
 曽さんは、中国スポーツブランドの国際化戦略を世界的なスポーツメーカーと比較分析し、国際ビジネスの視点から意欲的に研究に取り組みました。「巨人に挑む」ような姿勢の学生として、興味深いビジネスを生み出す可能性を持つと期待されています。
 磯部さんは、女子バスケットボール部の中心選手で、2部リーグ昇格の原動力となり敢闘賞を受賞しました。また部活動と両立させながら教員免許状を取得し、4月からは教育現場での勤務が決まっています。
 増田さんは授業に真面目に取り組むことはもとより、大学や学部企画のイベントにも積極的に参加して、後輩や高校生に本学の取り組みや魅力を丁寧に伝えてくれました。ゼミ活動では、造形ワークショップの企画や運営に熱心に取り組み、多くの子供たちに参加してもらいました。

課外活動などで4人を特別表彰

 クラブなどの課外活動や地域社会貢献などで活躍した人に与えられる特別表彰には、経営学部の粕谷亮太さん▽人間健康学部の林空生さん▽同学部の藤本日菜さん▽教育学部の酒井来実さんが選ばれました。
 粕谷さんは、学内でラジオサークルを立ち上げ、SNSでラジオ番組を作り自らパーソナリティーを務めました。林さんは「スポーツ・健康×まちづくり部」を創部した上、その活動をプレゼンテーション大会で発表して、それが評価され全国優勝を果たしました。藤本さんは女子サッカー部のキャプテンとしてチームをまとめあげて、初のインカレ3位という快挙に導きました。酒井さんは2期連続して学生会の会長を務めました。学生会の執行委員のメンバーを増やすことに尽力し、クラブ・サークル活動を活性化するためのイベントの企画、大学祭での新たな取り組みなどを仲間と共に積極的に行いました。

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