2016.10.27
宮本ゼミがHa:moで豊田を走る2コースを発表
ミニ電気自動車システム「Ha:mo(ハーモ)」を利用して、豊田市での1日ドライブコースづくりに取り組んでいる愛知東邦大学、愛知淑徳大学、椙山女学園大学の3大学の中間発表会が10月26日、愛知淑徳大学星が丘キャンパスで開かれました。
Ha:mo とは、トヨタ自動車が運用実証している1 人乗りが大半のミニ電気自動車「coms(コムス)」の共同利用サービスです。3大学が取り組んでいるプロジェクトは「Ha:moで行くスマートシティ豊田市の『ミライ』旅づくり」。愛知東邦大学からは経営学部の宮本佳範准教授のゼミ(3年生)が挑戦しています。
3大学の学生たちは9月20日から22日まで、豊田市で現地調査をしながら2泊3日の合同合宿を実施。中間発表会では6チーム(各大学2チームA~F)の学生たちが、トヨタ自動車、豊田市の関係者と3大学の学生たちを前に、立案したドライブコースを売り込むプレゼンテーションを行いました。
愛知東邦大学からはDチームとCチームが3番目、4番目に発表。Dチームの野坂志帆さん、中村悠人さん、川地彩世さんの3人が発表したのは「自然と産業をスマートに巡るたび」。「ドライブが好きな人」をターゲットに、環境先進都市をめざす豊田市の自然環境とトヨタの最先端技術を体験するコース(6時間コース5000円)を提案しました。
Cチームは奥田基稀さん、澤田将平さん、松尾直美さんの3人。奥田さんが中心となり「歴史と自然のまち 松平」(4時間コース3000円)のツアーを提案。豊田市街地を出発して王滝渓谷や徳川家のルーツといわれている松平氏の発祥の地・松平郷、松平展望台などを巡るツアーを紹介。「狭い道幅にも強く、通行車両が少なく運転の苦手の人でも安心してドライブが楽しめる超小型車ならではツアー」と売り込みました。
発表した6チームは、この日の会場から出された質問や意見を参考に最終案を完成させ、2月中旬に豊田市内での発表会に挑みます。一方、「トヨタ自動車Ha:mo」のウェブサイトには11月7日から、6チームのモデルコースがアップされ、実際のツアー販売が開始されます。6チームは2月の最終発表会での審査結果と、販売実績、ウェブサイト閲覧数を合わせた500点満点(販売実績250点)で順位を争い、最優秀モデルコースには2泊3日の沖縄旅行が贈られます。
中間発表会で学生たちの発表を見守った宮本准教授は、「愛知東邦大学チームの発表には会場からも高い評価が目立った。ただ、最終評価点の半分は販売実績なので、いかに多くの人たちが実際にモデルコースを走ってもらうかがポイントになりそう」と話しています。学生たちがつくったコースを実際にHa:moで走って応援してみませんか。