2025.06.24
OBから体育館に冷水器の寄付
本学OBから「現物寄付」としてウオータークーラー(冷水器)一式が贈られ、6月24日に贈呈式が行われました。
現物寄付とは、金融機関から融資を受けた際、手数料の一部を借り主の希望する相手に寄付することです。金融機関にとっては利益が減りますが、地域貢献の一環として広く行われています。
今回は、2014年度に経営学部を卒業した伊藤佑樹さんが社長を務める藤山ハウス株式会社(本社・春日井市)が、融資を受けたあいち銀行の「コンサルプラス・地域貢献コース」を用いて、本学へ冷水器の現物寄付が行われました。伊藤さんから相談を受けた学生・キャリア支援課が検討し、「学生に喜んでもらえるもの」として体育館へ冷水器を設置することが決まりました。
伊藤さんは妻も本学の同窓生(人間学部=現・人間健康学部)で「銀行に勧められて、お世話になった大学にお返しすることにした」と寄付の理由を話していました。不動産会社の藤山ハウスは、現在は「いい街にしてゆきたい」と瀬戸市の町づくりに注力しているそうです。あいち銀行春日井支店の神谷憲司支店長も「長くお付き合いをいただける会社」と積極的に現物寄付を勧めたと話していました。
贈呈式では、伊藤社長から鵜飼裕之学長に目録を贈呈し、榊直樹理事長から伊藤さんに感謝状が贈られました。また同席した女子バスケットボール部の磯部莉子さん(人間健康学部4年)が代表して「部員全員で大切に使わせていただきます。伊藤先輩、ありがとうございました」と感謝の言葉を述べました。女子バスケは体育館を主な練習場所として使っていて、「今までは冷房もなくて、冷水器は本当に助かります」と部員らは大喜びでした。体育館は現在、冷房のための空調工事も施工しています。冷水器はすでに利用できます。