愛知東邦大学

2024.11.06

教育学部の水野ゼミ生が幼稚園創立記念イベントで音楽会

 教育学部の水野ゼミでは10月29日、名古屋市千種区千代が丘にある第三自由ヶ丘幼稚園創立46周年(自由ヶ丘学園創立67周年)記念イベントで音楽会を開催しました。
 「虎のあみちゃんが太鼓を壊して泣いていると、森の動物たちが現れて・・・」という創作童話の中で、演奏に加え、今回は卒業制作に取り組む学生の立体紙芝居も手作り楽器のBGM付きで演じられました。演奏した音楽は、ゼミ生の楽器編成に合わせ、ブラスバンドの楽譜やピアノの楽譜を参考に学生自ら作編曲しています。
 「演奏をする中で、子どもたちから、『この曲知ってる!』と反応があったり、手拍子が始まったりして、その光景を見る私たちも自然に笑顔になった。園長先生や保護者の皆様から満足したというお言葉もいただいて、とても達成感を感じた」「金管楽器と手作り楽器、合奏と独奏、それぞれ雰囲気が違い、一人ひとりの見せ場もあって、力を合わせた音楽会ができた」という学生たちの感想から、音楽を通して人と関わる楽しさを感じていることがわかります。
 保護者の皆様からは「演奏だけでなく、子どもたちへの話し方が上手で驚いた」という感想もいただき、日頃の実習や保育園でのアルバイトの経験が生かされたようです。
 音楽会後は、いつものように会場は「手作り楽器ワークショップ」と化し、学生の手ほどきで音を出す子ども達で賑わいました。卒業研究の調査も兼ね、保護者へGoogle formのQRコードを読み取ってもらい協力を依頼する姿もみられました。
 後日、PTA会長の田村様から、「幼稚園では子どもたちが、さっそく紙筒を吹いて、うまく音が出ない〜と試行錯誤しているようです。また、当日参加された保護者の方は、子どもと一緒にペットボトルピアノを再現したりしています」と報告があり、子どもたちに音の不思議や音楽の楽しさを伝えられたようで嬉しく思います。
 学生たちは、このような実践経験を積み重ねながら、音楽の意味を問い、音楽的にも人間的にも成長していきます。第三自由ヶ丘幼稚園園長の中島真理子先生、PTA会長の田村様始め役員の皆様、聴きに来てくださった保護者の皆様、そして何より楽しんでくれた園児さんたちに、心から感謝申し上げます(教育学部教授 水野伸子)。

< トップに戻る

Instagram LINE You Tube