2024.10.29
経営学部3人が読谷村で歴史と文化に触れる体験
経営学部地域ビジネス学科の学生3人が10月24日から4日間、愛知東邦大学と連携協定を結ぶ沖縄県読谷村を訪問し、地域の文化や歴史についての調査を行いました。現地での対話や見学を通じて、多くの学びを得る貴重な機会となりました。
3人は手嶋慎介教授の前期科目「専門プロジェクトⅢ」に参加した4年生の戸田光さん、土橋凌介さん、3年生の粕谷亮太さん。学生たちは50周年を迎えた地元の「読谷まつり」記念イベントも体感することができました。祭りは3日間で約10万人が来場する盛況ぶりで、学生たちは地域の人々と触れ合うことで、地域の人々の温かさや読谷村の文化を肌で感じることができました。
粕谷さんは、読谷まつりについて、「フィールドワークとして地元の方々と触れ合うことができ、読谷村の〝大人の文化祭〟のような温かい雰囲気を感じた」と言います。村民によって企画運営され、地域の結束力と文化を象徴するものといえ、粕谷さんにとって、観光旅行では感じられない読谷村の新たな一面を知る機会となったようです。
学生たちは現地での学びを深めるため、読谷村の代表的な企業や団体を訪問しました。お菓子御殿本店、FMよみたん放送局、比嘉酒造などを訪問して、実際に地元で働く人々から話を伺い、企業活動と地域社会との関わりについて理解を深めました。
戸田さんは、FMよみたん78.6MHzの放送局を訪れた際、放送に出演する機会も得て、村民にとってラジオがいかに重要な情報源であるかについて経営者視点で学びました。また、読谷まつりの会場では、愛知東邦大学の卒業生である島袋泰志さんから、卒業後も愛知東邦大学と読谷村との連携が続いている背景や意義について話しを聞くことができました。
戸田さんは「現地の貴重な情報や、村の人々の地元愛、抱える課題を知ることができた」と話しています。放送の様子はこのサイトでご覧いただけます。
土橋さんは、御菓子御殿で商品の配置やレイアウトが売り上げにどのように影響するか、顧客のニーズの収集方法など、ビジネスの現場での実践的な知識を学びました。比嘉酒造では、泡盛の製造過程や味の違いについても学び、読谷村の地場産業への理解を深めました。
今回のフィールドワークを通して学生たちは、読谷村の文化、歴史、地域コミュニティの特色を多く学ぶことができました。11月9、10日に開催される愛知東邦大学大学祭では、今回の読谷村での学びを発信するラジオ番組、読谷村ブースの出展も予定されており、学生間の交流促進を含め、学生たちは様々なアプローチを検討しています。(手嶋慎介、地域・国際交流課 安井文康)