愛知東邦大学

2024.08.07

教育学部で公務員保育士の卒業生を招いて授業

 教育学部で公務員保育士の卒業生をゲストスピーカーとして招いての授業が7月30日に行われました。「専門演習Ⅰ(堀篤実ゼミ)」「専門演習Ⅲ(同)の授業で、國廣宇宙(くにひろそら)さん(2020年3月卒)が講師を務めました。
 國廣さんは幼稚園教諭免許と保育士資格を取得し教育学部幼児教育コースを卒業されました。その後、愛知県海部郡蟹江町の公務員(保育職)として就職し、蟹江西保育所の保育士として5年目(現在5歳児クラス担当)になります。公開授業としましたので他のゼミからも参加があり、当日は國廣さんから保育の現状を伝えていただくとともに、保育職の魅力ややりがい、大学生活の過ごし方や公務員保育士合格対策などについて話をしてもらいました。
 國廣さんは、子ども達が「保育所が楽しい」「保育所に行きたい」と思ってもらえるように、自分ができることを考えながら日々の保育に取り組んでいることや、自分なりに頑張ったことが子どもの姿(成長)として返ってくることや、子どもの成長を保護者の方と一緒に喜び合えることがやりがいであると保育職の魅力を語ってくれました。
 また、行事の準備の大切さ、大変さや、作成しなければいけない書類の多さなどについても伝えてくれました。また、学生からの質問や疑問に答えながら、公務員保育職の特徴、福利厚生や研修制度の充実、なんでも話せる職場の雰囲気や男性保育士に期待されることなども伝えてくれました。また、専門演習Ⅲでは、学生が取り組んでいる卒業研究のテーマに合わせて、保育の現状を伝えてくれました。
 受講した学生からは、「保育園と幼稚園のどちらが自分に合っているんだろうと考えることがありましたが、お話を聞いて、公立保育園の魅力も伝わりました。自分に合った所を選んでいきたいです」「他の授業でも保育所や幼稚園の先生方からお話ししていただいた機会はありましたが、國廣先生のお話は本当にリアルな保育士としてのお話であり、人間関係、お金に関することなど聞きづらいような事も話してくださってとても参考になりました」などの感想が出ました。國廣さんは「学生さんとお話し出来て、私にとっても貴重な経験になりました。改めて保育の魅力を感じるとともに、もっと学生のみなさんや高校生のみなさんに伝えていきたいと感じています」と話されました。(堀篤実)

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