愛知東邦大学

2024.08.05

教育学部3年生5人が子どもたちに「ゆめのまち」づくりでワークショップ開催

 教育学部3年生 5人が中心となり8月3日、LCホールで、「ゆめのまちをつくろう!」と題した造形ワークショップを実践しました。
 午前10時半から午後0時半まで開催されたワークショップには、2年生5人もサポートに駆けつけ、訪れた約40人の子どもたちと一緒に段ボール箱に絵を描き、「ゆめのまちづくり」を行いました。中盤では、オープンキャンパスで訪れた、将来保育者、教員を目指す高校生も子どもたちと一緒に造形ワークショップを楽しみました。
 造形表現を専門とするゼミの5人の学生は、ワークショップを一から企画することは、今回初めての経験でしたが、子どもたちが普段できない遊びや、身体全体を動かしてできる造形活動をしたいと、5月頃から計画してきました。計画の途中には、幼稚園実習も2週間行われ、子どもの発達段階の理解や子どもの予期せぬ行動など、実習を通して学んだことを振り返り、ワークショップの準備と改善を行いました。
 子ども達は、学生の準備した約80個の段ボール箱に筆や刷毛、ローラーで絵を描き、色の変化や色の重なり、友達との共同制作などを楽しみながら、会場を動き回って自分の身体よりも大きな絵を描いていました。最後に、L棟4階から見える名東区の街の景色を背景に、子どもたちが描いた色とりどりの段ボール箱を子どもたちと一緒に積み上げ、素敵な街が子どもたちによって完成しました。
 ワークショップを企画した学生からは、「子どもたちが何かを描くのではなく、様々な色をつくって夢中で色を塗ってくれていて嬉しかった」との声や、「友達が描いた絵に描き加える子や、一人で最後まで描きたい子など、子どもによってやりたいことが違っていて面白かった」など、一人ひとりの子どもの興味や行動の違いを知ることができたようです。
 参加してくれた高校生も、「職業体験で保育園の子どもと遊んだ以来で楽しかった」「何を描いて良いか分からなかったけど、子どもたちはどんどん描いていてすごいと思った」「子どもたちの一生懸命な姿がかわいかった」と言った声を聞くことができました。中には、絵の具で服が汚れてしまった高校生もいましたが笑顔で「大丈夫です」と言ってくれました。
 子どもたちは、つくったゆめのまちの前で記念撮影を保護者の方にしてもらいましたが、保護者の方からは、「見ているだけでも楽しかったです」「子どもが手や足が汚れても気にせずに絵を描いていて嬉しかったです」などの声をいただきました。
猛暑が続いていますので、子どもたちは公園で遊ぶことも難しくなっていますが、学生の企画した造形ワークショプで、全身で絵を描き、夏の思い出が学生と共に一つできたのではないでしょうか。
 教育学部では、子どもに関する分野で活躍する人との交流や、地域の子ども達と触れ合いながら学ぶ「フィールド・ラーニング」を積極的に実践しています。
 次回は8月23日(金)、8月24日(土)に、LCホールで、TOHOアートキャラバンを行います。次回も子ども達、高校生の参加を楽しみにお待ちしています。(教育学部・新實広記)

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