愛知東邦大学

2024.07.11

「夢文庫ピコット」の熊崎さんが絵本の魅力を語る

 教育学部は7月5日、絵本専門店「夢文庫ピコット」オーナーである熊崎かつ子さんを招き講演会を開催しました。1年生基礎演習の1限授業として行われました。
 熊崎さんは元保育士としての知識と、絵本専門店30年の経験を生かして、名古屋市天白区の原駅近くで、子どもの「ことば」と「遊び」をサポートする「夢文庫ピコット」を経営しています。
 熊崎さんは、絵本の魅力と、絵本を通した子どもとの関わり方などについて、読み聞かせを交えながら語りました。「絵本は動画と違い、画面が動くことがない。子どもたちは絵本を読みながら、一人ひとりの想像するイメージの世界を広げ、物語を動かしていく面白さがある」と指摘。
 絵本の読み方についても、「必ず最初から最後までを読まないといけないものではなく、子どもの発達に合わせて一人ひとり異なる読み方がある」とも語りました。さらに、実習の際の絵本の選び方や、読み聞かせの様々な工夫の仕方など、学生たちに、実践的なアドバイスをたくさんしていただきました。
 熊崎さんは最後に、子どもたちに絵本の楽しさを体験してもらい、絵本に興味をもってもらうためには、「保育者の役割はとても大きい。将来保育者になる人たちにたくさん伝えたいことがある」と語り講演を締めくくりました。
 聴講した学生たちからは、「熊崎先生が絵本の読み聞かせをして下さったおかげで、私自身も読み聞かせがもっとできるようになりたいと思いました」「今日のお話を参考にして子どもたちの読み聞かせに挑みたいなと思いました」「今まで絵本について深く考えることがなかったので、絵本について色々と調べてみようと思いました」などの感想が多く聞かれ、普段、何気なく接していた絵本に対して新たな視点や目標が芽生えたようです。
 絵本のフィールドで活躍される熊崎さんとの出会いは、1年生たちにとって、今後の実習や保育者、教育者として働く際にも心強い支えになるものと思います。
 基礎演習では、熊崎さんの講演を生かして「大学図書館の絵本の帯づくり」に取り組んでおり、7月19日(金)からLCホール図書館で展示予定です。お時間ありましたらぜひご覧ください。
 教育学部基礎演習では、今後も子どもに関する様々な分野、フィールドで活躍する人たちとの出会いを大切にして、1年間で新たな10人と出会う「10meet 10persons」を実践していきます。(教育学部・新實広記)

< トップに戻る

Instagram LINE You Tube