愛知東邦大学

2024.05.24

経営学部で沖縄大学の緒方客員教授による特別講義

 経営学部4年の今瀬政司教授ゼミ(専門演習Ⅲ)では、5月21日、本学と連携協定を締結している沖縄大学の緒方修客員教授(元地域研究所5代目所長・人文学部教授)による特別講義をオンラインで開催しました。講義の前半では、緒方客員教授から「沖縄・南西諸島の米軍・自衛隊基地問題」をテーマにご講義を頂きました。後半では、各ゼミ生が沖縄の基地・経済・環境問題に関する「卒業論文(中間)」の発表を行うと共に、緒方客員教授からアドバイスを頂きました。講義後には、ゼミ生たちの研究に関係する書籍、紀要・学術論文誌、DVD等10数点を郵便でご提供頂きました。今瀬教授からの報告です。
 緒方客員教授からは、「鹿児島県の馬毛島から日本の最西端にある沖縄県の与那国島まで約1200kmに及ぶ南西諸島において、中国の進出に対抗する防衛ラインとして米軍と自衛隊によるミサイル基地化が進んでいる。馬毛島・奄美大島・沖縄本島・宮古島・石垣島・与那国島等では、ミサイル・弾薬庫等の配備、約1万人の自衛隊員配備、辺野古新基地建設等々が急速に進むとともに、住民の反対運動が続いている」といった沖縄と日本本土の最新情勢を学びました。
 今瀬ゼミでは、「社会的課題の解決と地域づくり」に関して、各ゼミ生が3年次から自由にテーマを設定して卒業論文の研究・執筆に取り組んでいます。沖縄の基地・経済・環境問題に関して卒業研究に取り組む5人のゼミ生たちは、4月に各10,000字超の卒業論文(中間)を執筆しており、6月には各15,000字超の卒業論文(初稿)を書き上げ、後期に推敲・完成させる予定です。各ゼミ生の卒論テーマは、市川太陽さんが「沖縄の原点と将来」、甲田祥望さんが「沖縄の米軍基地問題と経済・環境問題」、佐藤豪さんが「環境保護と基地経済の調和 -沖縄の持続可能な未来への道-」、中村彪さんが「沖縄米軍基地による経済問題と環境被害」、藤田楓さんが「沖縄における米軍基地がもたらす様々な影響」です。
 ゼミ生たちは、特別講義の後、次のような感想を話していました。「自分の研究で分からないことを緒方客員教授に質問してアドバイスを頂けたことで、今後の論文に生かせると思いました」、「これまで文献調査だけでしたが、基地問題から国際問題に至るまで、沖縄の現地の人にリアリティある話を聞けて、研究に生かせると思いました」、「沖縄に行ったことがないので、実際に現地に行って生の声を聞いて研究したいですが、お金がかかるので悩んでいます」、「アルバイトで貯めたお金で予算的に行けるか断念するか、ゼミ生みんなで調べて話し合っています」。
 今瀬教授は、「『日本であって日本にはない沖縄』の現実を知り、研究を深めることで、次代を担う若い学生たちが沖縄と日本の将来への希望をもたらしてくれることを期待しています」と話しています。

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