愛知東邦大学

2023.07.26

「バスツアー企画に学生のアイデア生かしたい」 愛知東邦大とJR東海バスが連携協定

 愛知東邦大学とJR東海バス(ジェイアール東海バス株式会社)は7月25日、愛知東邦大学で産学連携協定締結式を行い、学生のアイデアを生かした魅力ある観光バスツアー企画の開発、地域の観光資源発掘などでの連携活動をスタートさせました。
 今回の連携実現は今年1月に開催された愛知県主催の「観光まちづくりアワード」で、経営学部の宮本佳範教授ゼミの学生たちが発表した「尾張四観音と名古屋城をめぐる旅」のプランにJR東海バスが注目したことがきっかけとなりました。JR東海バス側から企画営業部販売促進課の担当者たちが宮本研究室を訪れ、ツアーを商品化する方向での話し合いが進みました。大学側は地域・産学連携センター運営委員会、大学協議会での了承を得たうえでJR東海バスとの産学連携協定の締結を決めました。
 S棟スチューデントコモンズ(SC)で午後4時から行われた締結式には、愛知東邦大学から鵜飼裕之学長、舩木恵一副学長、上條憲二地域・産学連携センター長(オンライン参加)と宮本教授が出席。JR東海バスからは小笠原均代表取締役社長、天野岳彦取締役、岩田茂樹取締役らが出席しました。協定書交換に先立ち鵜飼学長と小笠原社長がそれぞれあいさつを行いました。
 鵜飼学長は「大学としても地域の活性化は大切だと思っています。宮本ゼミの学生たちが提案した尾張四観音ツアーなど、愛知にも観光の目玉はいっぱいありそうです。そういうものが生かせるよう一緒にやっていければと思います。ぜひ学生たちの柔らかな頭を活用していただき、学生たちにチャンスを与えていただければと思います」と連携への期待を語りました。
 これに対して小笠原社長は「コロナ禍の2年間で、相当お客さんも減ってしまい、改めてバスを選んでくださるお客様に対する感謝の思いを強くしています。バスツアーは20代、10代の若者たちに人気があり、宮本ゼミのプレゼンを聞いて大きなヒントを得たと思っています。若い皆さんのアイデアをいただいて魅力的は観光バスツアーの企画、地域の振興、観光資源の掘り起こしに貢献できればと思います。学生の皆さんもコロナ禍で大変だったと聞いておりますが、世の中に出ての実体験を通じての学びを、私たちの事業を通じて体験していただければと思います」と連携協定の意義を語りました。

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