2022.08.10
「TOHO Marching Academy」が守山区の中学校吹奏楽部で演技指導
マーチング演奏活動での支援要請のあった学校などに講師を無料派遣し、児童・生徒の演奏活動を支援している東邦学園「TOHO Marching Academy」が8月2・4・5日、名古屋市守山区の中学校に出向き支援活動を行いました。
「TOHO Marching Academy」は、マーチングの演奏活動が顧問の転勤等で活動が困難になったり、顧問の負担軽減が必要な学校等に対して、講師を無料派遣することで児童・生徒の演奏活動を支援しようと、2021年度に発足しました。
訪れたのは守山東中学校。吹奏楽部顧問の原幸太郎先生から、「マーチングの楽しさを生徒たちに実感させてほしい」と要請がありました。
愛知東邦大学吹奏楽団の学生5人、東邦高校マーチングバンド部(守山東中学校出身)の部員2人ら計7人が応援に訪れ、夏休み中の同中吹奏楽部員40人に手ほどきを行いました。
マーチングのベーシックな動きから簡単に説明をしましたが、初心者の皆さんには分かりにくい部分もあったかと思います。しかし、大学生・高校生が実際にお手本を見せることで、うまく伝えることができました。その甲斐もあり、中学生の皆さんは想像以上に飲み込みが早く、覚えもよく驚きました。休憩時間も水分を取ったあと、仲間同士で確認するなど、主体的・積極的に取り組んでいる姿が見られました。
あっという間の3日間でしたが、生徒の皆さんの「できるようになりたい!」という気持ちがとても感じられ、私たちの方が楽しく活動することができました。最終日には楽器を持ち、チームに分かれ、音楽に合わせて演技を披露して、終わった後の拍手を嬉しそうに浴びていました。
顧問の原先生は、「部員も私も、たくさんのことを学べた充実した3日間でした。濵野先生をはじめ、たくさんの学生さんに、部員がマーチングに興味を持てるようご指導いただき、楽しくマーチングを経験することができました。部員の成長を日に日に感じ、マーチングを始めて本当に良かったと実感する一週間でした」とお話いただきました。
私は高校生のときに初めてマーチングに出会い、今でも魅了されています。1人でも多くの人にマーチングの楽しさを知ってもらい、一緒に楽しめる仲間が増えていってほしいと思っています。現在、部活動の活動制限や、顧問の負担等が問題視されている中ではありますが、地域を明るくし、音楽・マーチングの発展に貢献していきたいです。(愛知東邦大学吹奏楽団コーチ 濵野梓)