愛知東邦大学

2022.02.13

 「若者文化」発信で地域創造研究所がオンラインシンポジウム開催

 「新しい若者文化をつくる・伝える・深める」をテーマにした愛知東邦大学地域創造研究所主催のンポジウムが2月12日、オンラインで開催されました。「はばたき 新時代へ」を掲げ2023年に100周年を迎える東邦学園が、次世代を担う若者たちの志を応援しようと企画されました。
 シンポジウムは午後1時スタート。卒業生の松井健斗さん(2017年人間学部卒)が、会社勤務を経て創設した「Kanameya(カナメヤ)」を拠点に、学生たちを巻き込んだ産官学連携事業の取り組みを紹介。松井さんの助言も得ながらそれぞれの活動に取り組む学生3人と高校生1人が実践例を紹介しました。
 愛知東邦大学からは2人が報告しました。経営学部地域ビジネス学科3年の小嶋優香さんは、選挙で投票を済ませた人が飲食店などでサービスを受けられる「センキョ割」を広げることで、選挙への楽しみ方を発信し、知ってもらう活動を紹介。人間健康学部4年の末廣佳都さんは、「普段着として着れるスノボウェア」を普及させようと起業した「雪山ファッションブランド・edge」について報告しました。2人のほかに、名古屋大学3年の東海龍宜さんが「たまたまが集まって出来たミライ~ “旅で幸せを見つける”クリエイター」、愛知高校3年の井上創太さんが「学校ではない、学びと経験の場とは」のテーマで報告を行いました。
 シンポジウムには40人近くが参加。地域創造研究所所長の上條憲二経営学部教授の進行で意見交換も行われました。日進市でイベントの実行委員もしているという愛知東邦大学経営学部1年生の前川慧至さんからは「コロナ禍で活動も制限され、充実感がない現状が続いていますが、皆さんのプレゼンを聞いて、コロナ禍だからこそ充実できる方法を探していくべきだと感じ勉強になりました」という発言がありました。 
 最後に感想を求められた榊直樹理事長は「2時間半のシンポジウムを楽しく聞いていました。小嶋さんのセンキョ割の報告のように、楽しいことから社会的課題にアプローチしていくことはまさに今の時代らしいと思いました」と発表者たちに拍手を送りました。
 上條教授は「コロナで大変と思うだけではなく、こうしたきっかけを大事にして先輩たちからアドバイスをもらってください。私もコロナ禍だからこそ新しい道が開ける方法もあるのだと感じました」と前川さんにエール。そのうえで「愛知東邦大学と地域創造研究所は、今後も若者たちに出会いを提供するの交流の拠点になれればいいなと思いました」とあいさつしました。
 シンポジウムの様子は中日新聞がオンライン取材し、2月13日朝刊記事で紹介されました。

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