2016.07.30
東邦 チームの絆力で17回目夏の甲子園勝ち取る
第98回全国高校野球選手権大会の愛知大会決勝戦が7月30日、岡崎市民球場で行なわれ、東邦高校は愛工大名電に7-2で快勝し、2年ぶり17回目の夏の甲子園出場を決めました。
東邦は初回、一死一塁から3番松山が左中間を破る2塁打で1点先制。2回には二死一塁から9番鈴木理が左翼ポール際スタンドに運ぶホームランで2点を追加。4回、6回には押し出しやタイムリーヒット、7回にも追加点を挙げて試合を決めました。
東邦高校の夏の甲子園出場は2014年以来17回目。昨年秋の明治神宮大会、今年春の甲子園、そして夏の甲子園と3つの全国大会連続出場は初めてです。
夕方、母校に凱旋した選手たちは午後6時半から優勝報告会に臨みました。応援を続けてきた家族や後援会、学園関係者らを前に森田泰弘監督は「たくさんの方々の応援で春に続いて甲子園に行けることになりました。夏はどのチームも力を上げてきますが、ぜひ、皆さんの声援に応えて全国制覇をめざしたい」と応援への感謝と決意を語りました。
スタンドから声援を送り続けた榊直樹理事長は「今年のチームはつながるチーム、絆力のチームだ。負傷者が出ればチームメイトたちが支え合い、毎試合ごとにヒーローが代わって勝ち抜いてきた。この見事なチーム力、絆力でぜひ夏の甲子園初制覇をめざしてほしい」とあいさつ。佐々木泰裕校長も「まさにチーム全員の力を合わせての優勝だった」と勝利をたたえました。
選手を代表して主将の藤嶋健人選手は「チーム東邦が一丸となって甲子園出場を決めることができた。みんなで甲子園に行けることを幸せに思い、甲子園では最後まであきらめない戦いを続け、思い切り楽しんできたい」と力強くあいさつ。優勝を決めたウイニングボールを森田監督に手渡しました。
▽決勝(7月30日・岡崎市民球場)
愛工大名電 000 001 010=2
東 邦 120 102 10x=7
愛工大名電:藤村→横山→室田、東邦:藤嶋
本塁打:鈴木理(東邦)