愛知東邦大学

2021.03.19

コロナ警戒下、2年ぶり卒業式を学部ごとに開催

 2020年度卒業証書学位記授与式が3月18日、S棟2階アリーナで行われ、259人が母校に別れを告げました。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大が始まり、卒業式は中止となったため、式典開催は2年ぶり。今なお警戒態勢が続いているため、教職員のみの参列で学部ごとに行われ、式典の様子は大学ホームページを通してライブ配信されました。

 式典は午前10時から教育学部(卒業生57人)、午後0時半から人間健康学部(95人)、同3時から経営学部(107人)の順に行われ、「いまだ予断を許さない状況が続いておりますが、卒業生・教職員皆さまの感染予防、安心・安全を最優先するため、ご出席者を限定し式典を執り行なうこととなりました」という進行あいさつから始まりました。

 榊直樹学長は卒業生代表の教育学部の寺尾彩花さん、人間健康学部の山田尚さん、経営学部地域ビジネス学科の樋田良乃さん、同国際ビジネス学科の伊佐治龍さんにそれぞれ学位記を授与。引き続き各学部3人を学長表彰、4人を特別表彰しました。

 榊学長は式辞で、各学部で注目された卒業生たちの活躍ぶりに触れながらはなむけの言葉を贈りました。「日本資本主義の父」と呼ばれる渋沢栄一の、「経済活動は道徳や倫理観とつながっているべきだ」という信念を紹介しながら榊学長は、「コロナ禍で、自ら暮らすだけでも精一杯であり、利己的、自己中心的に向かいがちな時代ですが、他人の幸せ第一に考える生き方を心に深く留めてください。本学の建学の精神を忘れずに、真の信頼と真面目を旨とする生き方を通じ、心豊かな人間社会の築き手になってください」と述べました。

 学長表彰されたのは教育学部では陸上部でも活躍し、4月からは北海道で小学校員生活をスタートさせる服部奨世さん、人間健康学部では学業とともに女子サッカー部の活動に打ち込んだ伊藤実咲さん、経営学部では硬式野球部主将でエースとして2部優勝に導いた野田晃誠さんです。

 特別表彰されたのは、教育学部では社団法人全国保育士養成協議会会長賞を受賞した林侑哉さん、経営学部では地方創生の立場からキャリアインカレ全国大会に出場した山本玲子さん、水野真衣さん、読谷村村長推薦者特別奨学生第1号でラーニングハウス寮長も務めた島袋泰志さんの3人。

 在学生からの送辞に対し、教育学部では村瀬満菜美さん、人間健康学部では大屋茉衣子さん、経営学部では飯田凱斗さんがそれぞれ4年間の学生生活を振り返り答辞を述べました。

 式典はCDによる校歌演奏で締めくくられました。マスク姿の学生たちは「心の中で斉唱してください」の指示に従い、配られた「明日へのキャンパス」の歌詞を追いながら母校に別れを告げました。

 

 

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